校長 小林です。
先日のブログで紹介したように5年生が泥だらけになって植えた稲はすくすくと育っています。注ぎに田んぼに行くときは稲刈りの時なので、実った稲を見て勝手に稲が成長したように思うかもしれませんが実は多くの人間の手間暇がかかって立派な稲に生長していくのです。そんなお米つくりのことをいろいろと教えていただきました。講師になってくださったのは毎年お世話になっている西さんです。まず、みんなが植えたのは「水稲」で「うるち米」であるという基本的なことから始まり、夏の暑い時期にわざと水を断つ「中干」をおこなう意味や、「注連縄」「案山子」の読み方なども教えていただきました。どちらも子どもたちから正解が出てびっくりしました。
ちなみに「中干」は稲が水分を探して根を伸ばすので、根をしっかりと張ることができ秋の台風に備えることができるようにという意味でおこなうそうです。また難読熟語は「注連縄」は「しめなわ」、「案山子」は「かかし」と読みます。また、お米は政府に買い上げてもらおうと思ったら厳密に14.5%の水分量でないといけないそうで、ただ「作ればいい」というわけではなく刈り取ってからの管理も大変だそうです。夏の暑い日差しを受けてみんなの稲は今後ますます育っていくことでしょう。もし近くを通るときは成長具合を見に行ってみてください。
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