6年2組で体育の研究授業を行いました。吹田市内の他校の先生方がたくさん参観され、研究会が行われました。
始めは、元気に準備運動をして体も心もほぐし、温めます。
題材は、ボール運動の「タグラグビー」。ボールを持って、ゴールラインまで走るとトライとなります。ボールを持っている人を止めなければいけません。腰に付けたタグ(布)がとられると動きを止め、ボールをパスします。ラグビーで言うとタックルになります。ラグビーと同様に、ボールは前には投げることはできません。パスを落とすと、「ノックオン」となり、攻撃は終わり、相手の攻撃になります。楕円形のボールは投げることも、受けることも初めての子が多く、運動経験の差があっても同じところからのスタートです。
始めはランニングパスをしてボールに親しみます。両手で下手からのパスです。
3対2のミニゲーム形式から始めます。今日の目標は「仲間をサポートできる位置に動こう」です。タグをとられたら、ボールをパスしないといけません。ボールをもらえる、サポートできるところを考えます。肩のシールが見える位置を目安に、斜め後ろがいいのではと、ゲームの中で試していきます。ここでは人数差で有利な3人が、前進して走り抜けてゴールを目指すチームが多かったです。走り抜けてトライをする爽快感もタグラグビーの楽しみの一つです。
自分の後ろにチームの友達がついてきてくれていたら、タグをとられても大丈夫、思い切って前進できます。
果敢にタグをとるために追いかけます。タグは4つ取ったら、攻撃を止めることができます。
次は3対3。
最後は5対5です。お休みの友達がいるチームは4対4でやりました。手を挙げて、ここだよと気づかせたり、ヘイと声をかけたりしてパスをもらっていました。作戦を考えているチームも出てきました。
トライをする攻撃の楽しさもあれば、タグを4つ取って、攻撃を終わらせる守備の喜びもありました。タグをとられる前に、パスをする作戦をたて、やり始めたチームがあります。サポートできる位置に気づき、さらにプレイが続くように、チームでボールを持たない人がどのスペースに行くか、工夫していくことでしょう。さらに考えて、実行してみましょう。今は得点をつけず、たくさんプレイを楽しみたいと、セルフジャッジで、進めることができました。男女仲良く、笑顔いっぱいで、そして全員がしっかりタグラグビーを楽しんでいる姿に、参観に来られた先生方も、感心されていました。