1学期終業式で話したことをブログにもアップします。
ぜひご家庭でもお話しいただければ幸いです。
今日で1学期が終わります。4月に新しい学年・新しいクラスが始まってから、あっという間の3か月でした。
この1学期間、みなさんは本当によくがんばってきました。授業に真剣に取り組んだこと、友だちと協力して活動したこと、毎日のあいさつやそうじなど、みなさんのがんばりを先生たちはいつも見ていました。
もちろん、うまくいかないこともあったと思います。でも、それも大切な経験です。失敗したからこそわかること、次につながる学びもあります。何事にも前向きに取り組んでいた姿、立派でしたよ。
さて、明日からは夏休みです。
校長先生から2つのことをみんなに伝えます。よく聞いてください。
1つ目です。
長い休みの間、家族と過ごす時間や、自分の好きなことに集中できる時間がたくさんあります。読書をしたり、外で体を動かしたり、自由研究にチャレンジしたりと、普段できないことに、ぜひ挑戦してみてください。こんなこと頑張ったよということを、2学期に教えてください。
でも、ひとつ忘れないでほしいことがあります。それは、「命を大切にすること」です。暑さによる熱中症や、交通事故、水の事故などには特に気をつけて、安全に、健康に過ごしてください。
2つ目です。
みんなは、LINEやSNSを使ったことがありますか?今は友だちや家族とすぐにやりとりができて、とても便利な道具ですよね。でも、その便利さの中には、ちょっとした落とし穴もあるんです。
落とし穴の1つ目、「言葉は消えない・残る」ということです。
SNSで送った言葉は、すぐに見えなくなっても、相手の心の中には残ります。一度送ったメッセージは「言い直し」ができないこともあります。だからこそ、「この言葉、面と向かって言えるかな?」と考えてから送るようにしましょう。
落とし穴の2つ目、「時間を気にしよう」ということです。
夜遅くにメッセージを送ると、相手の迷惑になってしまうこともあります。「今送って大丈夫かな?」と、相手の生活リズムも考えて使えると、とても優しいですね。
落とし穴の3つ目、「すぐに返事がこなくても、気にしない」ということです。
SNSは「いつでもすぐに返事がくる」ものではありません。みんな、それぞれの生活があって、見られないときだってあります。「まだ?」と思う前に、「待てる自分」でいられるようにしましょう。
落とし穴の4つ目、「イヤなこと、不安なことは大人に相談しよう」ということです。
もしSNSで傷ついたり、不安になったりしたら、一人で抱えないでください。先生や家族など、信頼できる大人にすぐに相談してほしいです。誰かに話すことで、必ず力になってくれる人がいます。
最後に...SNSは「道具」です。
使い方次第で、心をあたたかくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあります。大切なのは、「自分も相手も大事にする」気持ちです。そんな気持ちを忘れずに、これからも上手にSNSとつきあっていけるといいですね。
それでは、2学期、また元気なみなさんに会えるのを楽しみにしています。
1学期、本当によくがんばりました。どうぞ、楽しい夏休みを!