校長 小林です。
近いうちに高い確率で起こるといわれている南海トラフ地震。備えは必要です。というわけで5月17日に幼稚園と合同で地震想定の避難訓練を行いました。いわゆる「ブラインド訓練」で子どもたちには事前に告知しませんでした。地震が起きたと想定したのは2時間目の授業の途中です。地震発生とともに児童らは机の下に隠れて身体を守る体制をとりましたが、東日本大震災の時には東日本全域で本震の地震動が6分間以上継続したそうです。身を隠したままの体制で6分間も耐えるのはつらかったことでしょう。そして「揺れが収まったので運動場に避難しましょう」という放送が入り、運動場に避難しました。
と、ここまできてホッとするところなのですが、気を付けないといけないのが「津波」。東日本大震災で津波の恐ろしさは多くの人の心に残ったはずです。地震が収まり、忘れたころに時速40kmで津波はやってきます。やってきてから逃げるのは困難です。地震の直後にはすぐに近くのビルやマンション(学校なら校舎)に避難が必要ですね。この日は校内が避難可能かどうか確認したのち、全員で垂直避難しました。今回の訓練も※「おはしもて」を念頭において実施しましたが「本番」が来ないことを祈りたいものです。
※「お」...押さない 「は」...走らない 「し」...しゃべらない 「も」...戻らない 「て」...低学年優先
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