校長 小林です
来年度から道徳の学習が教科(特別の教科"道徳")となります。今までも道徳の学習はしてきたので、その部分での大きな変更はありませんが、大きく変わるところは教科ですので教科書をつかって学習することと評価を行うことです。26日は6年生のクラスで道徳の研究授業を行いました。教材は「手品師」という読み物です。
「手品師」という教材は
腕はいいが売れない手品師。いつかは大きなステージでスポットライトを浴びることを夢見ています。ある日、寂しそうな少年に会った手品師は手品を披露し、「明日も来てね」と少年にとても喜ばれ「明日も来る」と約束します。その晩、手品師は「明日、大きなステージに空きができた。出演しないか。」という誘いを受けますが、少年との約束を優先して出演を断るというストーリーです。
みなさんはどう思われますか?授業でも子どもたちにいろいろと考えさせていました。道徳の授業は「こうあらねばならない。」という一定の考え方しか認めないような進め方はせず、多様な道徳的価値観を認める方向で進めていく形をとります。この授業では手品師の行動を「誠実」とした子が多く、もちろんそれでOKなのですが、「自分の夢に対しては誠実だったのだろうか?」という考え方もまたOKなのです。このような授業研究を通して平成32年度の本格実施までに研究を続けていきます。
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