校長 小林です。
1月17日は阪神淡路大震災の起きた日。私たちにとって忘れられない日です。当時、私は市内他校で教員をしていましたが、交通がストップしたために定時に出勤できた教職員は少なく、登校してくる子ども達をヒビの入る校舎には入れられなかったため、運動場に出したことを覚えています。また、記憶に新しいところでは東日本大震災でも多くの尊い命が失われました。そんな地震被害にどのように備えていくかを訓練するために「大規模地震避難訓練」をおこないました。
訓練は、とても大きな揺れを感じる大地震が起きたとの想定で、机の下などに入って落下物から身を守り、その後、揺れが収まったとのことで、運動場に集合し点呼、人員確認を行いました。ここまでは通常の地震避難訓練と同じですが、今回は運動場避難が完了した時点で津波警報が出たという想定で、安全を確認した校内に再び戻って、高所(3階以上)に避難するという訓練をおこないました。阪神淡路大震災では家の下敷きになったり、火災で亡くなったりした方がたくさんいらっしゃいましたが、東日本大震災では津波の犠牲になった方がたくさんいらっしゃいました。
南吹田は神崎川に近く、津波による水位上昇で浸水することも予想されるため、このような「垂直避難」といったことも必要となります。学校にいる時はこのように避難しますが、放課後や休日等で子どもだけの時、津波が予想されるような大きな地震が起きたら、近くのなるべく高いマンションやビルに避難することを思い出してほしいと思います。
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