校長 小林です。
原爆ドームを見ながら太田川の対岸へと歩きました。太田川は原爆が落ちたときに水を求める人で埋め尽くされたといわれるところです。対岸で集合写真を撮り「原爆の子の像」に向かいました。
「原爆の子の像」は2歳で被爆し、12歳でこの世を去った佐々木禎子さんの同級生が「禎子さんを始め、原爆で死んだ子の霊を慰める石碑を創ろう」と呼びかけ募金でできた像です。このような趣旨から修学旅行で訪れる子どもたちが慰霊祭を行う定番の場所となっています。シーズンになると「慰霊祭」を行う学校で順番待ちをするほどですが、この日は空いており、すぐに慰霊祭を行いました。児童代表の平和への思いなどを込めた言葉に続き、「ヒロシマの有る国で」を歌い、さらに学校からもってきた全校児童の思いが詰まった折鶴を捧げました。12歳といえば6年生の子ども達とほぼ同じ年です。この子達には夢がいっぱいあるのに、中学校の体育教師になりたかったという禎子さんの夢はついにかないませんでした。きっとそんなことにも思いを馳せた子がいたのではないでしょうか。
慰霊祭が終わり、原爆慰霊碑で学年全員での集合写真を撮ったところでちょうどお昼になり、移動して予定通りに昼食にしました。車中でおやつを食べていますが、朝が早かったのでお腹が空いていたのかみんなパクパクと食べていました。〔続く〕
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