11月1日(土)
本日は土曜参観日。朝から多くの保護者の皆さまにご来校いただき、誠にありがとうございました。中には、3時間連続で参観された方もいらっしゃいました。心より感謝申し上げます。
保護者の皆さまの視線に、佐井寺中生も先生方も少し緊張気味でしたが、どこか誇らしげで、そして嬉しそうな表情が見られました。参観日は、佐井寺中生の「学び」の姿を見ていただける貴重な機会です。
本校が目指すのは、「主体的・対話的で深い学びの実現」。ペアワークやグループワークなどを通じて、子どもたちは自分の考えを言葉にし、友だちの意見に耳を傾け、時には「なるほど!」と目を輝かせます。
今日は予想を上回る多くの保護者の方にお越しいただき、教室後方のスペースでは足りず、廊下からご参観いただく場面もありました。ご不便をおかけし、申し訳ありませんでした。
そこで、ひとつご提案です。
「絶景ポイント」からの参観、いかがでしょう?
教室後方からは、教科担当の先生の授業の様子はよく見えますが、子どもたちの「学び」の姿は少し見えにくいかもしれません。子どもたちのつぶやき、表情、そして"学びの熱気"を感じていただけるのは、教室内の横からの参観です。子どもたちの表情も先生の様子も、首を振るだけで見渡せる"絶景ポイント"です。
実は本校では、教職員が研究授業などを参観する際、「先生の授業スキルを見るのではなく、子どもたちの学びを見る」という視点を大切にしています。中学校では教科ごとの専門性があるため、他教科の授業内容を深く理解するのは難しいですが、「子どもがどう学んでいるか」は、すべての教科に共通する視点です。
そのため、私は本校の先生方にも、教室前方からの参観を勧めています。そんな参観に慣れている佐井寺中生ですから、前から見られることにも慣れているはずです。とはいえ、保護者のみなさまから見られるとなると、ちょっと照れくさいかもしれませんので、せめて横からの参観はいかがでしょうか。(横で見ていて、ちょっとずつ前に行くのもいいかもです笑)
本校では、対話的な活動を重視しており、授業中にペアワークやグループワークを行う場面も多くあります。後方から眺めているだけでは、子どもたちがどんな話をしているのか、なかなか分かりにくいかもしれません。ぜひ、グループに近づいてみてください。子どもたちの思わぬ発想に出会えるかもしれません。
ここで、奈良県三宅町の教育長が投稿されている「授業参観のトリセツ」をご紹介します。参観の見方を変えるヒントとして、とても参考になるかもしれません。ご興味のある方は、下記のURLからぜひご覧ください。
最後に、保護者の皆さまへお願いです。
今日の授業参観で見た子どもたちの姿について、ぜひご家庭でたくさん話をしてあげてください。そして、頑張っている姿をたくさん褒めてあげてください。併せて、先生たちの授業づくりの努力にも、少しだけ思いを馳せていただけたら嬉しいです。
本日はご来校、誠にありがとうございました。 校長 大江健規
