11月6日(木)
今日は朝から、私はちょっとソワソワしていました。いつも落ち着いている教頭先生も、ほんの少しだけソワソワされていました。
私は施設点検をしたり、階段や廊下のホコリを掃除したりして、ソワソワを紛らわせていたのですが、そんな様子に気づいた校務員さんや事務職さんが、いろいろとお手伝いしてくれて、だんだん気持ちが落ち着いていきました。
もしかして、朝の雰囲気から「え?なんかあるの?」と気づいた佐井寺中生がいたら...そう思ったあなた、鋭いです!
実はこの日、大阪府教育庁と吹田市教育委員会からのお客様が、本校にお越しになる日だったのです。
「学校視察」というもので、授業の様子だけでなく、学校環境や特別教室、そして支援学級(ひまわり学級)や校内教育支援教室(りんご教室)などもご覧になりました。


ちょっと豆知識ですが、先生たちのお給料は大阪府からいただいています(吹田市からいただいているスタッフもいます)。そして、学校をつくってくれたのは吹田市です。だから「吹田市立佐井寺中学校」なんですね。つまり、先生たちは大阪府の職員でもあり、吹田市の職員でもあるといえます。
だから時々、府や市の教育委員会の方が、「どんな教育活動をしているのかな?」「生徒のみなさんはどんなふうに学んでいるのかな?」と見学に来られるのです。
授業や学校施設などを見て、もっとよくなるためのアドバイスをくださったり、他の学校の工夫を紹介してくださったり、まさに "教育のプロの目" で佐井寺中を見てくださるのです。
実は今回の視察は、5月に続いて2回目。
でも、佐井寺中生のみなさんは、これまでにも授業担当の先生以外の方が、授業を参観する機会がたくさんあって、すっかり慣れていますよね。だから、いつも通り、先生の話をしっかり聞いて、ワークシートに取り組み、考えて、時にはペアやグループで活動し、対話をして...。その姿に、教育委員会の方々はとっても感心されていました。
「生徒のみなさん、すばらしいですね!」
「静かに真面目に授業を受ける姿勢ができていますね!」
「ペアやグループのワークでは、元気いっぱいでいいですね!」
...と、たくさん褒めていただきました。私は、とても嬉しかったです。


さらに、こんなアドバイスもいただきました。
「もっと、生徒が自分から話したり、考えたりする時間を増やすと、さらによくなりますよ!」
なるほど!たしかに、授業の中でみなさんが対話をしたり、活動をしているときって、すごくパワフルで、楽しそうで、生き生きしています。
これからの授業では、もっと生徒のみなさんが "主役" になれる時間を増やしていけたらいいなと思っています。
ちなみに、教育委員会の方々は掲示物までじっくり見てくださっていました。
「このレポート、いいですね!」「放課後に勉強会も企画されているんですね」と、佐井寺中生の作品や掲示物を見て、褒めてくださいました。
というわけで、今回の視察も大成功と言っていいのではないかと、私は感じています。
これからも、佐井寺中キャスト全員で、成長を実感できる学校をつくっていきましょう!
視察にお越しいただいた皆さま、ありがとうございました! 校長 大江健規
