今年度は、『相手に自分の思いを伝え合える子どもたちの育成』をテーマに研究を進めていきます。教育センターより講師の先生を招いて、3年2組の研究授業を参観し、その後研究会を持ちました。
『まいごのかぎ』という物語教材を使い、登場人物の変化に気を付けて読み、感想を書く学習です。
学習のゴールを、登場人物のりいこへ手紙を書くことだと提示しました。「りいこと友達になれそう?」という問いに、まだわからない、全然知らないからという返事。これから物語を読み深めていきます。
りいこの気持ちを表す言葉を取り上げながら、人物像を考えていきました。言葉の意味を動作化をしながら確かめていきました。
ノートに自分の考えを書き、グループで話し合いました。「やなこといわれたら、しょんぼりする」「ひきずりがち」「何かを大切にする子」など、自分に重ね合わせて考える子もいました。最後には、この物語に大切なうさぎの話題になりました。
研究会では、「伸びしろしかない、鍛えがいのあるクラスですね」と講師先生から言葉をいただきました。りいこの人物像を豊かに想像できたといえるか、伝え合いの系統性は? など、グループで話し合いながら、研究会を進めました。
学習指導要領に立ち返り、国語科において育成する資質・能力を3つの視点から捉えなおし、子どもたちの実態に合った授業研究を進めていきます。