現在学校では、感染リスクの高い学習活動は控えることになっています。
本来はこの時期に体育の学習で活発に行っているサッカーやバスケットボール系の球技も、
接触や密の状態が起きないように、方法やルールを変えて行ったり、
別の球技を行ったりしています。
6年生は、運動場体育では『キックベースボール』を行っています。
ただ、元々のキックベースボールルールでは、
守備側は「相手の蹴ったボールを捕球し、送球して塁や塁間でアウトにする」
という動きが求められ、これは、日ごろから慣れていない児童には難しいものです。
全員が活躍でき、チームワークを学べることが小学校体育の球技には不可欠ですので、
6年生は以下のようなルールに変更して実施しています。
*チームメンバーは4人程度。
*守備側は、各自の守備位置をフラフープで示す。
*攻撃側がボールを蹴り、守備側はそのボールを捕ったら、全員すぐ自分のフープに戻る。
*攻撃側は、守備側がフープに戻るまでに回れた塁の数だけ得点となる。守備側は1アウト。
キャッチしたらボールを持って全速力で戻らなければいけないので、
守備の際には結構いい運動になりますし、
攻撃では、サッカーや野球が苦手な人でも、蹴る方向に気を付けて全力で走れば
1塁には十分間に合い、1点獲得が可能です。
各チームで作戦を立て、「めざせ100点!」などと目標を立ててがんばっています。
審判を置くことはせず、セルフジャッジで行っていますが、
そこは「さすが6年生」で、ジャッジで揉めることはなく、
みんなこの球技をのびのびと楽しんでいます。
きっと、卒業まで残り少ない日々の中、
仲間と楽しめるこの瞬間を大切に感じているからでしょう。
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そして、その卒業までいよいよあと1か月を切り、先週から卒業式の練習が始まりました。
指示担当の川村先生の「君たちの思いを『見』せるのではなく、『魅』せよう!」という
熱い言葉を受け、6年生の豊二っ子たちの顔が引き締まりました。
座り方、起立や礼の仕方、そして証書授与の際の動きなどの練習が始まり、
その一つ一つの動作の中で、自分たちの卒業に向けた心意気を表そうと頑張っています。
2月もあと少しで終わり、いよいよ卒業式が目前に迫ってくる3月になります。
卒業式というフィナーレを飾るために、式の練習でも、日々の学校生活でも、
最高学年としての姿勢を『魅』せることで、成長を積み重ねていってほしいと願っています。
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