2月4日付の学校ブログに、3年生社会科の「昔のくらし」の学習について、
資料室にある実物を見て学習したことを掲載しました。その説明で、
《昔の資料となる具体物を「見て」「触って」「使ってみる」ことが、
(当時の)イメージづくりの大きな手助けになります。》と書きましたが、
先週は、いよいよ、その『使ってみる』学習を実施しました。
七輪を使って火をおこし、お餅を焼いてみるという体験学習です。
火おこしの達人の村木さん(本校事務)の説明を聞き、お手本を見せてもらったあと、
いよいよ自分たちで炭に火をつけます。
初めは紙や割り箸を燃やし、その後うちわで風を送って炭へ火を移します。
子どもたちは自分達へ向かって来る煙に大騒ぎしながら、うちわを振るのですが、
炭は簡単には燃えず、すぐに消えてしまいます。
さらにこの日は、日中の気温も低かったので、炭に火が着いたと思っても、
なかなか一定の火力が得られませんでした。
用意したお餅は、火が通りやすいよう、しゃぶしゃぶ用のものにしていたのですが、
それでも火力が弱いとなかなか焼き上がりません。
こんがり焼けるところまでは行かず、何とか味見程度ができたチームも多かったようです。
しかし、それもまた、貴重な体験です。
ガスコンロやIHでの調理が当たり前の子どもたちにとって、
昔の火の扱いや調理の大変さを知る学習になったとともに、
今の自分たちの暮らしの便利さを、身をもって感じた良い機会になりました。
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