お話を聞く会

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 校長 小林です。

 「お話を聞く会」を全学年で実施しました。これは「障がい理解教育」の一環として行うもので、障がいのある方に学校に来ていただき、ご自身からいろいろと語っていただいて、それに対する感想や質問をさせていただくというものです。

 1・2・3・4年生は下半身麻痺で車イスで生活されている方、5・6年は右腕が麻痺していて動かないという障がいのある方からお話を聞きました。1~4年生が聞いたお話では筋肉が衰えていく障がいであるけれど、それで悲観しているということはない。いつも前向きに考えているというお話が印象的でした。ご自身はパソコンを使ってのデザインのお仕事をされているということでその作品も見せていただきました。このお話の前には車イスでの生活のことなどについて説明していただき、いろいろなことを学びました。私は「ちょっとした段差や路上の自転車などが通行の妨げになる」ということは分かっていましたが、「引いたり押したりするドアが困るんです」という話に、今さらながらに「確かにそうだな」と気づきました。

 5・6年が聞いたお話の方は不慮の事故により右腕が動かなくなったということでしたが、当初は悲嘆にくれて生きていても仕方がないとまで考えたものの、今はとても前向きに生きているというお話をしてくださいました。ご自身の趣味である野球も楽しんでおられるということで、野球のことにも話が及びました。打撃は右打者だったので当初、右打席で引き手の左手で打っていたのですが、力負けするので左打者に転向し「テニスのように」バットを振っているそうです。そして守備をどうするのかという疑問ですが、グラブは動く左手にはめ、グラブで捕球した後、ボールを軽く上に投げ上げ、宙に浮いている間にグラブを脱ぎ捨てて素手で握り、投げるということでした。これにはみんな驚いていました。「無理」とあきらめてしまわずに、どんなことでもやれる方法を考えてみるという前向きな姿勢に子ども達はそれぞれに考えるところがあったようです。

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このページは、ウェブ管理者が2017年12月 1日 15:43に書いたブログ記事です。

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