7月11日 お米の話

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 校長 小林です。

 6月15日に5年生が田植えしたことは当ブログでもお伝えしましたが、そのお米が食べられるようになるまで、どのような過程を経ていくのかというようなことを教えていただきました。講師の先生は前回の田植えでもお世話になった西さんです。

 まず教わったのはお米の種類。今回植えたのは「水稲」の「ジャポニカ米」といわれるものでその中でもうるち米ということになります。また、お米そのものだけではなく、お米を作る過程でできる「藁」からは畳やぞうり、むしろ、注連縄(しめなわ)、堆肥などもでき、お米は捨てるところがないのだということを教わりました。精米する過程で出る「糠」もお漬物を作る時に使いますね。

 また、1年のどんな時期にどんな作業がいるのかということを教えてもらいましたが、子どもたちが一番驚いていたのが「中干し」です。8月に一度田んぼの水を落とし、地面がひび割れるまで放っておくという、いわば稲に対する「意地悪」ですが、これには理由があります。水がなくなると稲は地中深くに水を求めて根を伸ばすため、稲自体がしっかりと地面に根付きます。そうすることでその後の秋にたくさんやってくる台風に対して強くなるのですね。再び水を入れる時、農家の方は「意地悪してごめんやで」と心で語って注水するそうです。次にあの田んぼに子どもたちが行くのは稲刈りのときで、田植えのときとは大きく違った姿にびっくりすると思いますが、その間いろいろな仕事を子どもたちに代わって農家の方がしてくださったということを思い出してほしいものです。

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このページは、ウェブ管理者が2017年7月11日 20:23に書いたブログ記事です。

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