校長 小林です。
吹田市においては小学校、中学校それぞれに「学校教育研究会」というものがあり、子ども達にとってわかりやすい授業、楽しい授業を展開するための研究活動をおこなっています。その中のひとつ「理科部」の研究授業が昨日、南小でおこなわれ、市内各小学校の先生が参観しました。
授業をおこなったのは4年生で「水のあたたまり方」の実験の授業です。保護者のみなさまもきっと対流とか放射というような熱の伝わり方の授業を受けられたことと思いますが、この日の授業は水における熱の伝わり方を示温インク(サーモインク)を使って確かめるという実験でした。示温インクというのは常温では青い色をしていますが熱が加わるとピンクに変色します。このインクをビーカーに入れ熱した時にどのように色が変わるかを確かめました。すると上のほうから徐々にピンクに変わり、最後には全体がピンク色になりました。お風呂が十分に温まっていないときに入ると、足がつく底付近が水だったりすることがあります。それを視覚化したのがこの実験です。そして今度はビーカーに冷却剤を入れるとどんな変化が起きるかを実験しました。この温度を下げるときがおもしろく、ボール型の保冷剤から青い筋が垂れるように底に落ちていくのが観察できました。温度という目に見えないものをこうやって視覚化すると良くわかっておもしろいですね。
温度の低い青い水
熱するとピンクになりました。
そこに冷却材を入れると周りが青くなり始めました。
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