校長 小林です。
10月31日(月)に3年生が地区福祉委員会、吹田市社会福祉協議会のご協力を得て車イス体験・アイマスク体験を行いました。障がい者理解教育の一環ですが、頭で理解するだけではなくて、まず視覚障がいや、車イス利用者の方たちの生活を体験してみようというものです。
アイマスク体験はアイマスクをつけて周りが見ない状態にし、片手に白い杖を持ち、片手で介護者のひじを持って校内を歩くというものです。2人1組になって交代で行ったのですが、コースは3年教室を出て狭いトイレ前の廊下を通り、階段を2階まで下り、さらに別の階段を3階まで上がって教室に戻るというものです。なんといっても一番怖いのは階段を下りるときの最初の一歩。指導してくださった方からは、杖で探って段差を確かめ、階段があることを教えること、そして何段あるかを伝えて数えながら降りると怖くないよというアドバイスをいただいていました。
車イス体験は3人が一組になって乗る人、押す人、横から様子を見る人と分担し、全員が3つの役割を体験することにしました。車イスというと「おもしろそう」「楽ちんそう」と思いがちですが、実際に乗ってみた子に話を聞くと「段差が怖かった」ということでした。また、歩いたり自転車に乗っていたら何ということはない段差でも、車イスでは乗り越えるのに一苦労です。3年生はそんな貴重な体験をさせてもらいました。お世話になった福祉委員会、吹田市社会福祉協議会のみなさま、ありがとうございました。
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