伝記「やなせたかしーアンパンマンの勇気ー」という教材を使って、先人の生き方や言動の中で、自分の目指したい憧れにつながっているものを選択し、生き方に関連付け言語化できる力を身に着けることをねらいとして取り組んでいます。
この日は、「やなせたかし」さんの言動から最も心惹かれた一文を見つけ、自分の考えを伝えることを目標に授業が進みました。ワークシートに先人の生き方を「樹」になぞらえて、時系列でまとめていき、自分が心惹かれる文を「樹の葉」に、また理由を「樹の実」に書いていきました。
その後、友達との交流の時間でした。「戦争」「正義」「勇気」などの本文のキーワードとなる文章を選んでいる様子でしたが、やなせたかしさんの言葉ではなく、行動を示した文を選んで、理由を書いている児童もいました。友達の話に真剣に耳を傾けていました。
今後の自分に生かせることを書き出しました。具体的に書いていくには、少し時間が足りない様子でした。
この教材を使って全員で学習の進め方も学び、その後は自分で伝記を選び、その人の生き方をとらえるを学習のゴールとして取り組んでいます。並行読書で、伝記を読み進めています。
その後、研究会では、集中してよく書いていたことを講師の先生に褒めてもらいました。これまでの積み上げがあってのことです。交流には課題が見られました。ICT機器の活用でもっと効率的に、主体的にできると指導いただきました。
伝記は国語科でも道徳科でも取り上げられる読み物です。それぞれの教科のつけたい力の違いを再確認しました。
また、伝記は物語文なのか説明文なのか考え、どちらの視点で授業を作っていくか、それによっても授業が変わるというお話や、複数の伝記を読むことで、相違点、共通点を見つけるなど比べていく方法なども教えていただきました。伝記について、先生方も新しい学びができました。