2011年は山一小学校の教頭でした。
体育館で卒業式の練習してました。
何かフラフラ?飲みすぎた?
職員室に帰ったら地震と津波のTVにみんな群がってた
意味が分からなかった。どれだけの被害が出るのか?
東北から関東まで全部がツナミ被害?
それまで親戚もいないし、旅行でも行ったことがなかった。
この12年間で福島・宮城・岩手のたくさんの友だちや知り合いができました。
釜石の鵜住居小学校には何度も行きました。
やはり「釜石のできごと」が毎年ニュースになります。
でも実際は悲しい話はいっぱいあります。
震災まで鵜住居小学校があった場所には
2019RWCで会場になったラグビー場があります。
明日は現地で釜石SEAWAVES の公式戦もあります。
今回は卒業式前でさすがに遠く大阪から応援しておきます!
鵜住居地区には住宅がまだまだ点在している状況で、
子どもたちは少し山間部の津波の心配のない場所から
スクールバス数台で通っています。
釜石の鵜住居小学校と
うちの学校の共通点に今まで気がつかなかった。
本校も1934年9月21日に室戸台風で
2階建て木造校舎が暴風で倒壊し53名の教員と児童の被害を
出しました。
その中で、若い女性の先生の吉岡先生と横山先生が
自らの体の下の守った1年生5名 3年生3名が
奇跡的に生きていたことが日本中の話題になりました。
やはり奇跡として伝わりました。
歴史を調べると決して手放しで喜べる状況ではなかった
様ですが、悲劇の中の明るい話題として広まっていきました。
2023年で90回忌(仏教界では30回忌がラストですか?)
忘れないでいたいと思います。