プール職人より

気温が朝から30度を超え

水温も今朝は28度でした。

水質管理と共に児童の健康管理にケア!

① 虫の死骸対応

 夏の虫ですから、水の有るプールにも来ます。

 水面に浮いていることもあるでしょう。

 どうするべきか?

 NGは「そんなもんオーバーフローすればいいねん!」

という昭和な考え。間違いです。

水面のゴミや虫は水の排水に沿って流れ去りません。

全ては風に吹かれて 風下の集まります。

その水面をメッシュスイーパーですくって外に捨てる。

オーバーフローするためにパンパンに水を入れるとどうなるか?

1回目に入った子どもたちであっという間にこぼれて終わりです。

うちでは上限から5~10センチ下の水位が基本です。

② 黄砂問題

ちゃんとプールに入ってプールの世話をしている校長なら

分かると思いますが、現在、プールの底に細かい砂が溜まっています。

メッシュはすり抜ける細かさ。でも足の裏には砂の感覚が。

どうすればいいか?重さがあるので黄砂で水が濁ることはありません。

答えは排水溝まで足で蹴って移動させます。最後は排水溝に蹴って入れます。

かつて夕暮れの千里たけみのプールに横一列で「前蹴りの練習や!」と言って

いっしょに砂を掃除した。現在、大阪府教育CのKND先生やS3小YMGC教頭

とやったもんです。一人でやったら30分かかります。

③ 6年生に臨海までに何を教えるか?

臨海学習の水泳はたった三分の一やで!と教えましたが

今年度は絶対に「長い距離を泳ぐこと」を目標などしません。

・海では自分の浮力を利用してゆったり浮く経験をする。

・力を抜いてゆっくり泳げば、安全に前へ進めることを学ぶ。

・友だちとバディを組み お互いの安全を守りあう。

泳ぐ力は25m!発展でも50m~100mで十分です。

「浮き身」と「バディ」を体験するために海に行きます。

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後頭部・おしり・かかと この3か所が

少し水面に出るのは最高の脱力姿勢です。

この姿勢で「伸びる」と言います。

脱力して筋肉を休める状態です。

首に力を入れさせない!

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「浮き身」が命のきづなです。

川に落ちたその瞬間!パニックになります。が、

「そうや 小6の時に浮いて呼吸を確保!って習った」

と思い出してほしいです。

「泳いではダメ!」「自分の浮力で浮いて呼吸を維持する!」

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子どもの事故は水難が2位

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まさしく吹田の水泳で教えていることです!

画像は10チャン 朝の情報番組「す・またん」

 

この記事について

このページは、ウェブ管理者が2022年6月29日 11:42に書いた記事です。

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