校長をして来た江坂大池小・千里新田小、そして豊津第一小学校でも
子どもたちに寄り添う方法をずっと模索。
現在は「豊一ボルダリング方式」と
名付けて、日々がんばっています。
① その子の「普通にやらなくちゃ」「みんなから遅れてる」
「今さら 追いかけても無理~!」と思ってしまう気持ちを
理解した上で、「心配すんな!大丈夫!」と安心させることからです。
② 上を向いたら、見えないゴール。時々、誰か先生の声がする。
「はやくしなさい!」「やったらできるでしょ!」「なにしてるの?」
自信がない時には励ましも、叱られてる様にしか感じない。
③ ボルダリングというオリンピック新種目にたとえて、
コーチングは上からじゃなく。真横にロープでぶら下がって
ひとつずつ ひも解くように ホールドの位置を確認しながら
④ まずは家から出たら合格。
校門まで来れたら合格。
校門で顔を見せてくれたら合格。
⑤ 次に保健室・支援教室・会議室・校長室など
教室じゃないけど、居場所を作れる。
そこではソワソワしたり、オドオドしなくていいんだよ。
⑥ 次が一番大切。
その居場所で熱中して出来るもの探す。
最初はマンガが近道。それからパソコンで何か作成。
熱中できるもの見つける。いきなりドリルややってないテスト
なんか魅力ないでしょ!?
それが見つかったら、80%合格です。
⑦ 自分のスケジュールを自分で考えて決めることができる。
自分の時間割です。
この時間表にのっとって学習が出来ることが、学校生活への近道。
⑧ 仲間を見つける
(つづく) 1学期、もうちょっとまで来てるので、あわてず「卒啄同機」!
分かりやすい例が、オリンピック女子水泳で2個の金メダルを取った
大橋悠依選手と平井伯昌監督でしょうか。
彼女は滋賀県彦根市で水泳で頭角を現して東京へ。
「すぐくよくよする」「もう無理ってすぐいう」
「やめます!」と言って本当に滋賀まで帰ったことも。
何度も師弟の間にぶつかり合いが。
でも、「とことん つきあう」とあきらめず説得。
この姿勢が「ボルダリング方式」でも先生の基本です!