校長 小林です。
6月2日(金)引き取り訓練をおこないました。子どもだけの下校が不安な状況の時は通常、集団下校や一斉下校を行いますが、児童の保護者引き取りはもう一段階、不安度や危険度が高い時におこないます。危険度が高い時は全児童が安全に自宅まで帰りつかなくてはいけませんが、全員を戸口まで送り届けるのは困難ですし、送り届けても保護者が不在で家には入れなかったり、鍵を持っていて家には入れても子どもだけで過ごさなくてはならない場合等があるため、確実に保護者の方に引き渡す必要があります。
想定されるのは震災等がおきて余震の心配やライフラインの切断などがあったようなケースですが、かつて私が勤務していた小学校の校区内にある銀行に銀行強盗が押し入り、逃走するという事件がありましたが、事件が起きたのは授業時間帯で下校時まで犯人確保の情報はありませんでした。このような場合も、子どもだけで帰宅・在宅はさせられませんので、引き取りの対象となります。お勤めや下のお子さんのお迎えなどがそれぞれにご都合がある中、大変申し訳ありませんでしたが、実際にこのようなことがあった時に普段から訓練しておかなくては、学校も子どもも、保護者の方にも混乱が起こるため年に一回訓練ということで実施させていただきました。訓練については大きな問題等はなく無事に終了しました。ご協力ありがとうございました。
コメントする