2026年1月アーカイブ

1月8日(木)

新年あけましておめでとうございます。
令和7年の幕開け、佐井寺中学校の始業式を本日、無事に行うことができました。みなさんが自分の時間を落ち着いて過ごしてくれたのだろうと想像し、まずは胸をなでおろしています。

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以前からお伝えしていたかと思いますが、私の趣味のひとつは落語鑑賞です。                                     年始は"初笑い"ということで、落語会が多く開催され、どの会に行こうか考える時間が、私にとって最高の贅沢です。
さて、正月といえば必ずどこかで演じられる演目があります。江戸落語の名作人情噺「芝浜」です。                            今日は、パワーポイントでイラストを示しながら、紙芝居形式でそのあらすじを紹介しました。                         行商の魚屋・勝五郎と、しっかり者の妻・おたつさん。財布を拾ったことから始まる騒動、三年後の大晦日に明かされる真実、そして勝五郎のキメの一言――「やっぱりよそう。また夢になるといけない。」                          江戸の情景や人情が心に染みる、私の大好きな落語です。                                        (あらすじは学校だより1月号をご参照ください)

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この噺を通して、私が考えたのは「嘘をついてはいけない」という言葉です。私は、この言葉を疑うことはありません。社会の信頼は、この土台の上に成り立っていると強く思っています。
ただ、「芝浜」を聴くと、私は少し心が揺さぶられるのです。おたつさんの嘘は、勝五郎を守り、立ち直らせるためのものでした。私は「こういう場合はどうなのだろう?」と自分に問いなおします。
簡単に結論は出ません。こういう問いに出会ったときこそ、深く考えるチャンスだと思っています。                          すぐに「正解」を求めるのではなく、「なぜそう思うのか」「他の見方はないか」を探る。                             その姿勢が、学びを強く、豊かなものにすると、私は考えています。

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令和7年度、私がみなさんに時折投げかけているキーワード。『深く考える』
自分のフィルターを通すこと。自分の経験・価値観というフィルターを通して、仲間と対話しながら、多角的・多面的に考えを深めていく。                                                  分かったつもりから一歩踏み出し、「自分自身を揺さぶってみる」                                        心がけて欲しい大切な姿勢だと、私は思います。

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生徒指導主事の先生からは、「何か一つ決めて挑戦する」という話がありました。
挑戦してみる、見つめ直して、また挑戦する。このサイクルを生徒指導主事の先生は「成長サイクル」と呼んでおられました。歯車は、最初の一押しで回り始めます。はじめの一歩は小さくて構いません。その小さな挑戦が、見つめ直しの材料になり、次の挑戦に火をつけます。すなわち "燃料" になるのです。                       燃料がないと、成長のエンジンは回りません。今年は、みんなでエンジン音を響かせていきましょう。

最後は、冬休み中の部活動等の表彰でした。

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今日は落語「芝浜」について、かいつまんでお話させていただきましたが、この噺、年始に見ると、途中にたくさんの「初笑い」が生まれるんです。名人の動画が、web上にたくさんありますので、是非、鑑賞してみてください。                                                         

今年が笑顔と挑戦に満ちた一年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。                    校長 大江健規

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