2026年1月アーカイブ

【トピックス】新入生保護者説明会

1月28日(水)

今日の放課後、体育館で新入生保護者説明会を実施いたしました。                                   お忙しい中、ご参加いただき、ありがとうございました。
入学に向けた手続きや準備していただくもの、学校生活の留意点など、事務的な内容が中心となりました。       保護者のみなさまの真剣な眼差しから、お子さまへの思いをあらためて感じる時間となりました。

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詳しく紹介することはできませんでしたが、佐井寺中学校の日々の活動は、今日お話しした内容よりも、 もっと温かく、活気にあふれたものです。
教室の中で、運動場で、行事で、佐井寺中生が見せてくれる表情や成長・活躍は、ぜひ 本校ホームページの                       「学校だより」や「校長ブログ」 をご覧ください。きっと、安心していただけると思います。

4月、お子さまが笑顔で新しい一歩を踏み出せるよう、教職員一同しっかりとお引き受けいたします。                                       本日はありがとうございました。                         校長 大江健規

1月27日(火)

午後三時どき、ひまわり学級の三年生が、にこにこしながら職員室に来てくれはりました。

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手にしてはったんは、なんと「大根炊き」。
思わず、「あらまぁ、今日はええ日やなぁ」と心の中でつぶやきました。

京都のお寺さんで、無病息災や健康を願うて振る舞われる大根炊き。
だしの香りがふわっと立って、ほどよう柔らこう炊けた大根に、                                      長い歴史と人の願いがしみ込んでるようどした。
風情があって、風流で、心までほぐれる味。ほんまに癒やされましたえ。

自立活動の学びを、ただの勉強やのうて、つくって、運んで、誰かに届ける。
そこには、京都の歴史や食文化、昔から大事にされてきた風習へのまなざしが、                               ちゃんと込められてました。

学びは教科書の中だけやおへん。
人を思う気持ちや、健康を願う心も、立派な学びどす。

ひまわり学級のみなさん、
あったかい大根炊きと、やさしいお気持ちをおおきに。
ごちそうさまでした。ほんまに美味しおした。

今日は、ことばひとつにも、京都の文化の深さを感じさせてもろてます。

                                        校長 大江健規

【トピックス】1年生 いじめ予防授業

1月26日(月)

本日、市教育センターの指導主事、ならびに校区内両小学校の担当の先生方にご来校いただき、1年生を対象とした「いじめを未然に防ぐための授業」をご参観いただきました。
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今回のテーマは「いじりについて考えよう」です。グループワークや「心の数直線」を活用し、題材や教材に触れながら、自分の受け止めや考えがどのように揺れ、変化していくのかを確かめていく学びが展開されました。
「いじり」という言葉は、場合によっては柔らかく聞こえることがあるかもしれません。しかし実際には、とても深い意味を含む言葉でもあります。その一見すると柔らかく感じられる側面を、安易に軽く扱ってはならないことを、対話を通して丁寧に捉え直す場面が多く見られました。
楽しい雰囲気であれば許容されるのか、仲の良さがあれば大丈夫なのか、いじられても平気だと言いながら本心はどうなのか、周囲の雰囲気を乱したくないという思いから我慢してしまうことはないのか――。                      こうした問いを前に、生徒のみなさんは立ち止まり、言葉を選びながら考えを深めていました。                          
この題材は判断が難しく、表面的な軽さだけでは語り尽くせないものです。生徒のみなさんにとっても、コミュニケーションの難しさや奥深さを改めて考える契機となったように感じます。
授業を通して生徒のみなさんの意識が高まっていることは確かに伝わってきましたが、「では、どうしたらよいのか」という一段深い問いについては、今後、まだまだ対話を重ねていかなければないと感じました。
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教室には安心して意見を交わせる和やかな雰囲気と、課題に真剣に向き合う静かな緊張感が同時に存在し、多様な学びの姿が見られました。
本日のご参観に心より感謝申し上げるとともに、しっかりとした意図を持って、この難しい課題に真正面から向き合い、丁寧に授業を設計・実践してくださった授業者の先生方に、深く敬意を表します。
                                        校長 大江健規
1月23日(金)

今日は校区両小学校の6年生が来校し、体験授業「ジョイントレッスン」を行いました。

9教科すべてがそろうフルラインアップで、なかなか密度の濃いプログラムです。校舎に入ってきた6年生の表情はというと、少しよそ行きで、背筋はピン、声量は控えめ、廊下も慎重に歩いていて、「いつもと違うフィールドに来た感じ」がよく伝わってきました。けれども、時間が経つにつれて、だんだんほぐれてきました。まずは、体育館に集合し、生徒会執行部が、中学校生活について丁寧に説明をしました。その後、代議員が、各教室までエスコートし、6年生を温かく迎える空気が充満しました。

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チャイムが鳴り、授業が始まり、先生から投げられる問いや活動に取り組むうちに、最初は様子見だった6年生も少しずつ反応を返し、うなずきが増え、仲間と顔を見合わせたり、身体を動かしたりしながら、気づけば授業の流れにしっかり乗っています。すべての授業を参観しましたが、最初の緊張感はすっかり和らぎ、授業終了後には、それぞれの授業内容について話し合ったり、体験したことを交流したりする姿も見られました。

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各教科の短い体験ではありましたが、中学校の授業の雰囲気を感じ、教室が少しでも「慣れた場所」になってくれればうれしいです。9教科に分かれ、それぞれの教室で前向きに学んだ6年生のみなさん、そして温かく迎えた先生方、見事なジョイントレッスンでした。

4月には、この校舎も教室も、きっと皆さんにとってのホームグラウンドになっています。そのときは、今日よりもう少しリラックスした表情で、堂々と登校してくれることでしょう。

                                        校長 大江健規

1月22日(木)

日本中を寒波が覆った今朝。
校舎内でも、3年生の教室へ向かう廊下は、吐く息が白く伸び、冬の厳しさをまとっていました。
日中になっても気温はほとんど上がらず、校舎全体が静かに冷えた空気を抱えたままの一日でした。

そんな凍える朝に迎えた、3年生最後の定期テスト「学年末テスト」。
誰もいない廊下では、冷たさと静けさが混ざり合った独特の空気が身体に触れます。
普段なら誰かの声や足音が軽やかに響くはずの場所なのに・・・・                                           今日は、校舎そのものが息をひそめているようでした。

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教室の扉越しに見えるのは、机に向かい、背すじを伸ばした三年生たち。
外の寒さとは裏腹に、彼らのまなざしには確かに熱が宿っています。
"最後のテスト"という言葉の重みを、誰よりも自分自身が知っているのだと思います。

しんと冷えた廊下に立っていると、その沈黙がただの静けさではないことに気づきます。
三年間の積み重ねが、今、ひとつの形になろうとしている瞬間。
校舎の温度は低くても、彼らの姿だけは、揺らぐことなく前へ進んでいました。

----静かな冬の朝。
廊下越しに見えたその姿は、いつのまにかこんなにも頼もしくなっていた。
積み重ねてきた日々が、静かに実を結び始めている。がんばれ、三年生。

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三年生が最後のテストを終え、校舎が静けさを取り戻した放課後。
私たち教職員は、命を守るための大切な研修に臨みました。

本校の養護教諭に加え、小学校からも指導養護教諭の先生が来てくださり、
AED講習を実施しました。

胸骨圧迫の手の位置、リズム、声かけ...。 そのどれもが「いざ」というときに、誰かの未来をつなぐ行為になります。 協力者を探して、迷わず動けるように。

どの先生も真剣そのもの、充実した実習でした。

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                                       校長 大江健規

【トピックス】視聴覚行事 ~異文化は鏡~

1月19日(月)

今日の午後、全学年が体育館に集まり、チベット出身の声楽家バイマー・ヤンジンさんをお招きして視聴覚行事を行いました。地域や保護者の皆さまにもご参加いただき、温かな雰囲気の中で始まった会は、始まりから終わりまで私たちを魅了し続けました。

ヤンジンさんが体育館の入口から姿を見せた瞬間、鮮やかな緑を基調とした民族衣装が光をまとい、ふわりと揺れるたびに会場全体がどよめきに包まれ、佐井寺中の空気が一気に華やぎました。                         そこからの90分は、本当にあっという間でした。 

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語り口のあたたかさ、独特の"間"から生まれるユーモア、そして胸に響く歌声と経験談が、生徒のみなさんの心へすっと入り込んでいきました。「異文化は鏡のようなもの。相手を知ることで自分のことも見えてくる」という言葉が象徴するように、初めて触れる文化の "違い" を通して、自分たちの暮らしや大切にしているものが見えてくるという深い学びを、生徒のみなさんは自然に受け取っていたようです。                                

ヤンジンさんが大学時代のつらい経験を語られた場面では、体育館が静かな緊張感に包まれましたが、「でもね、『チベットは素晴らしいところですね』と言ってくれた人がいたんですよ」という言葉で空気がふっと和らぎ、生徒のみなさんの表情にも安堵が広がりました。                                                       誰かのひとことが、人を強くし、救い、幸せを運んでくれる----そのことを涙と笑顔を交えながら伝えてくださった姿が、深く印象に残っています。 

また、チベットの子どもたちのために学校を建設し続けてこられたお話では、生徒のみなさんは一気に真剣なまなざしに変わり、「学べるって当たり前じゃないんだ」という思いが静かに浸透していくのがわかりました。日常の授業とは違うけれど、どこかで確かに日常とつながっている----そんな豊かな学びの時間になったのだと思います。

さらに、日本での生活や家族との日々についてのお話は、生徒のみなさんにとって身近で温かく、ほのぼのとした時間でもありました。「最後はね、やっぱり感謝に戻るんですよ」と語られたときには、会場にやわらかな空気が流れ、こちらも胸が熱くなりながらも、どこか安心感に包まれていくのを感じました。

そして、私たちが何より驚いたのは、ヤンジンさんが 実は、吹田市、しかも本校のすぐ近くを拠点に活動されているという事実でした。「世界のすごい人がこんな近くにいたなんて!」という反応はとても微笑ましく、違う文化の人を "遠い世界" としてではなく、"身近な存在" として感じることができた貴重な瞬間でもありました。

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講話後、控室でいただいた色紙には、「ひとつひとつの出会いが世界をやさしく美しく広げますように」と記されていました。今日の行事がまさにその言葉の通り、"出会い" の連続であったことを思い返すと、佐井寺中のみなさんの世界が、やさしく、そして美しく広がったと確信できます。                                    人との出会いにとどまらず、異文化との出会い、誰かの経験との出会い、想いとの出会い----それらすべてを味わえた素晴らしい行事となりました。

バイマー・ヤンジンさん、本当にありがとうございました。                                      まだまだお話や歌声に触れていたくなる、そんな豊かで幸せな時間でした。      

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                                         校長 大江健規

1月17日(土)

土曜日。世の中的には "お休み" のはずですが、佐井寺中生は今日も静かに熱い。

吹田市中学生主張大会。本校代表として登壇したのは、生徒会執行部の副会長です。                               災害の話題から始まり、そこに生徒会役員としての決意をまっすぐにつなぎ、最後は堂々とマニフェストを開示。若さと責任がステージで両立すると、こんなにも清々しいのかと、客席で思わず背筋が伸びました。声は明瞭、表情は迷いなし。言葉には、その人の顔が映ります。                                                 今日の副会長の主張は、まさに "顔の見える言葉"。 信念と覚悟が、音になって会場に響きました。

校内では、2・3年生において、スピーキングコンテストも時折行われています。"言葉の筋力"を鍛える取組です。ステージの上でも、教室の中でも、佐井寺中生は「自分の言葉」で世界と握手する練習を積んでいます。そんな土壌があるからこそ、言葉がちゃんと自分の足で歩き出すのだと思います。                                        他校の発表も素晴らしく、「中学生って、もうこんなに社会を見ているのか」と感心する場面が何度もありました。教育委員をはじめ来賓も多く、会場全体が若い思考の熱でほんのりあたたかくなっていました。未来は、どうやら明るい。根拠のある明るさです。

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主張大会の余韻を胸に、そのままメイシアターへ。
中学校教育美術展では、 "造形の主張" が響いていました。                                           佐井寺中の作品はどれも、ユーモアと独創性がしっかり手を組み、色彩のコントラストが視線を釘づけにします。授業参観で垣間見た未完成だった「土偶たち」や「謎の生物」、「浮世絵自画像」、「ピクトグラム」も、こうして完成形が並ぶと、明るく輝くものばかりで、見ていて気持ちのいい仕上がりになっていました。                              担当の先生の課題設定の巧みさも、作品の完成度をぐっと押し上げています。目に飛び込むインパクトで笑顔にさせ、気づけば「これは何を言いたいのだろう」と考え始めてしまう。作品がこちらに話しかけてくる瞬間が、何度もありました。ここにも明確な "主張" があります。

言葉で語る主張大会、造形で語る美術展。
表現の方法は違っても、そこには「自分のことばで、自分のかたちで」という力強さがありました。

一日の終わりに思うのは、主張とは"誰かを打ち負かす"ためのものではなく、"自分の立つ場所を明るくする"ための灯りなのだということ。                                                   佐井寺中生は、言葉でも、立ち姿でも、色でも、線でも、形でも、しっかり灯りをともしていました。

佐井寺中生の主張は、濃い! 夕飯は、〇郎系ラーメンが食べたくなっている自分がいます!                                来週の出勤が、また少し楽しみになる。
そんな土曜日でした。

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1月16日(金)

今日は、盛りだくさんでした。

時系列は少し前後しますが、「防災」と「授業づくり」。
この二つの学びが、一本の線でゆるやかにつながった――そんな一日だったように思います。

5時限目は、1年生が体育館に集まり「防災学習」を実施しました。                                 体育館には頼もしいゲストティーチャーが大勢待ち構えてくれていました。地域教育協議会の皆さま、そして吹田市役所危機管理室の職員の方がお越しくださり、授業を支えてくださいました。

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この日の防災学習では、まず地域で作成された防災動画を視聴し、実際の災害を想像しながら危機への備えを学びました。続いて、新聞紙を使ったスリッパづくりに挑戦。これが意外にも足にしっくりとフィットし、生徒たちは「身のまわりのものが、工夫次第で身体を守る道具になる」という実感を持てたようです。

その後は、防災グッズの使用体験へ。簡易トイレやパーティションの使い方を地域の方々に教わりながら、実際に触れることで、避難生活の「現実」を肌で感じ取っていました。最後には、地域の方のお話と、生徒代表の挨拶。体育館には、温かさと緊張感が同居するような、独特の空気が流れていました。

「昼間は地域の大人が少ない」――そんな現実があります。だからこそ、中学生は"避難する人"であると同時に、"避難所を支える人"にもなり得る存在です。避難訓練で最優先すべきなのは命を守ること。しかし、その先には避難所の運営という大きなタスクが控えています。本校も避難所として機能する可能性があります。今回の学びは、そのところまでを自分ごととして想定する力を育む、極めて意義深い時間でした。

そして何より、生徒のみなさんの姿勢が素晴らしかった。体験の場面では笑顔も見られましたが、ふざけることはなく、どの活動にもまっすぐ。「他人ごとにしない。自分ごとにする。」そのスイッチが、確かに入ったと感じました。

今回の学びを支えてくださった地域の皆さま、そして吹田市役所危機管理室の皆さまに、心より感謝申し上げます。こうした学びを地域とともにつくっていくことこそ、本校の「目指す学校像」の一つです。

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午後は、授業づくりの現在地を確かめる時間でもありました。
昨年度から本校に継続して多くの助言をくださっている大和大学の舟橋秀晃先生にお越しいただき、全学年の授業を参観していただきました。その後の校内研修では、全国学力・学習状況調査の分析を起点に、佐井寺中生の実態から出発する授業設計について、具体例を交えながら丁寧に学び直しました。体験・経験の重み、オーセンティックな課題の意味、単元を見通すカリキュラム・マネジメント――どれも耳なじみのある言葉でありながら、今日の示唆は「やり方」ではなく「向き合い方」にまで踏み込んでいたと思います。人の認知のクセや、文脈の中で具体を捉えることの大切さ(ウェイソンの四枚カードの話は象徴的でした)を通して、私たちは改めて、"説明する授業"から"働きかけの設計"へと視点を切り替える必要性を確認しました。

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ここからが本題です。
今日の講演を「良い話だった」で終わらせたくありません。残りの三学期、そして次年度へ――さらに言えば、教員としての自分の育ちのために、授業づくりを"自分の仕事"として、文字通り"自分ごと"にしてほしいのです。子どもたちの学びを支える者として、教室という日常に、意図と設計を通して「できる」「わかる」「つながる」を生み出す責任と喜びがあります。今日の学びをノートに記録するだけでなく、明日の板書、次の課題設定、問いの投げ方、評価の一言にまで落とし込んでいく。そうして初めて、研修は研修でなくなり、仕事の中身へと変わります。

防災学習が「避難はゴールではなく、そこから次を想像すること」を教えてくれたように、授業づくりもまた「伝えたら終わり」ではありません。伝わるように設計し、動くように支え、振り返って次へ生かす――授業は日常にあるからこそ、そこでこそ修養ができます。今日の示唆を、次の一時間で試し、その次の一時間で磨き、プロの流儀として育てていく。私は、佐井寺中の先生方なら必ずできると信じています。

舟橋先生、昨年度からの継続したご指導・ご助言に心より感謝申し上げます。
そして先生方へ――子どもたちの学びと育ちを支える授業づくりを、今以上に"自分ごと"として捉えていきましょう。                                                                    私たちの一歩は、子どもたちの千歩になります。

                                         校長 大江健規

1月14日(水)

今日の校内に静かな熱気が満ちていました。
1・2年生は大阪府チャレンジテストを受験しました。
このテストは、みんなの学力をしっかり把握し、これからの学びに生かすためのもの。
そして、自分の今の力を正しく知ることで、次の目標を描き、もっと伸びようという気持ちを高めるための挑戦です。
未来への扉を開く一歩に、佐井寺中生は、真剣な眼差しでした。
よく頑張りました。胸を張ってください。

そして3年生は、中学校生活で最後の実力テストに挑みました。
「これで終わり」という言葉に、少しの寂しさと大きな期待が入り混じる時間。
答案用紙に刻んだ努力は、きっと春へと続く道しるべになるでしょう。

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私も、新しい取組に挑戦しています。校長室前、書道部3年生から寄贈された「新春の書」の横に                        モニターを設置しました。現在、佐井寺中キャストの活躍を試験上映中です。
ICTサポーターさんの力を借りして、始業式と体育大会の画像を流すことができるようになりました。
「この写真はやめてくれー」という声が聞こえてきそうですが、あくまで試行段階。
長く投影するものではありませんので、なにとぞご理解ください。
今後上映内容を整えて、来週から本格稼働する予定です。

今日、偶然お越しになった市教委の指導主事から、
「これいいですね」「みんなかっこいいですね」「ビジュいいね」
と、うれしい言葉をいただきました。
佐井寺中生の輝きを、もっと届けたい。
そんな思いが、さらに強くなりました。

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モニターを設置するにあたり、校務員さんが、災害時の対応も考えながら、机とモニターをしっかり固定してくださいました。佐井寺中のみなさんの安全安心を守るための配慮、ありがとうございます。
校長室前を通るときは、少し注意してくださいね。立ち止まって見てくれたら、うれしいです。
よければ、感想や「こんな写真が見たい!」というリクエストもお寄せください。

これからの楽しみとしては、みなさん、iPadを手にしていますので、
佐井寺中のみなさんから画像を募集する――そんなアイデアも浮かんでいます。
実は、生徒会執行部は、すでに目をつけてくれています。
「挑む佐井寺中」を、みんなでつくっていきましょう。

挑戦する姿は、美しい。
今日の頑張りに拍手を送りながら、また次の挑戦を楽しみにしています。

                                        校長 大江健規

1月8日(木)

新年あけましておめでとうございます。
令和8年の幕開け、佐井寺中学校の始業式を本日、無事に行うことができました。みなさんが自分の時間を落ち着いて過ごしてくれたのだろうと想像し、まずは胸をなでおろしています。

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以前からお伝えしていたかと思いますが、私の趣味のひとつは落語鑑賞です。                                     年始は"初笑い"ということで、落語会が多く開催され、どの会に行こうか考える時間が、私にとって最高の贅沢です。
さて、正月といえば必ずどこかで演じられる演目があります。江戸落語の名作人情噺「芝浜」です。                            今日は、パワーポイントでイラストを示しながら、紙芝居形式でそのあらすじを紹介しました。                         行商の魚屋・勝五郎と、しっかり者の妻・おたつさん。財布を拾ったことから始まる騒動、三年後の大晦日に明かされる真実、そして勝五郎のキメの一言――「やっぱりよそう。また夢になるといけない。」                          江戸の情景や人情が心に染みる、私の大好きな落語です。                                        (あらすじは学校だより1月号をご参照ください)

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この噺を通して、私が考えたのは「嘘をついてはいけない」という言葉です。私は、この言葉を疑うことはありません。社会の信頼は、この土台の上に成り立っていると強く思っています。
ただ、「芝浜」を聴くと、私は少し心が揺さぶられるのです。おたつさんの嘘は、勝五郎を守り、立ち直らせるためのものでした。私は「こういう場合はどうなのだろう?」と自分に問いなおします。
簡単に結論は出ません。こういう問いに出会ったときこそ、深く考えるチャンスだと思っています。                          すぐに「正解」を求めるのではなく、「なぜそう思うのか」「他の見方はないか」を探る。                             その姿勢が、学びを強く、豊かなものにすると、私は考えています。

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令和7年度、私がみなさんに時折投げかけているキーワード。『深く考える』
自分のフィルターを通すこと。自分の経験・価値観というフィルターを通して、仲間と対話しながら、多角的・多面的に考えを深めていく。                                                  分かったつもりから一歩踏み出し、「自分自身を揺さぶってみる」                                        心がけて欲しい大切な姿勢だと、私は思います。

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生徒指導主事の先生からは、「何か一つ決めて挑戦する」という話がありました。
挑戦してみる、見つめ直して、また挑戦する。このサイクルを生徒指導主事の先生は「成長サイクル」と呼んでおられました。歯車は、最初の一押しで回り始めます。はじめの一歩は小さくて構いません。その小さな挑戦が、見つめ直しの材料になり、次の挑戦に火をつけます。すなわち "燃料" になるのです。                       燃料がないと、成長のエンジンは回りません。今年は、みんなでエンジン音を響かせていきましょう。

最後は、冬休み中の部活動等の表彰でした。

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今日は落語「芝浜」について、かいつまんでお話させていただきましたが、この噺、年始に見ると、途中にたくさんの「初笑い」が生まれるんです。名人の動画が、web上にたくさんありますので、是非、鑑賞してみてください。                                                         

今年が笑顔と挑戦に満ちた一年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。                    校長 大江健規

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