【トピックス】視聴覚行事 ~異文化は鏡~

1月19日(月)

今日の午後、全学年が体育館に集まり、チベット出身の声楽家バイマー・ヤンジンさんをお招きして視聴覚行事を行いました。地域や保護者の皆さまにもご参加いただき、温かな雰囲気の中で始まった会は、始まりから終わりまで私たちを魅了し続けました。

ヤンジンさんが体育館の入口から姿を見せた瞬間、鮮やかな緑を基調とした民族衣装が光をまとい、ふわりと揺れるたびに会場全体がどよめきに包まれ、佐井寺中の空気が一気に華やぎました。                         そこからの90分は、本当にあっという間でした。 

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語り口のあたたかさ、独特の"間"から生まれるユーモア、そして胸に響く歌声と経験談が、生徒のみなさんの心へすっと入り込んでいきました。「異文化は鏡のようなもの。相手を知ることで自分のことも見えてくる」という言葉が象徴するように、初めて触れる文化の "違い" を通して、自分たちの暮らしや大切にしているものが見えてくるという深い学びを、生徒のみなさんは自然に受け取っていたようです。                                

ヤンジンさんが大学時代のつらい経験を語られた場面では、体育館が静かな緊張感に包まれましたが、「でもね、『チベットは素晴らしいところですね』と言ってくれた人がいたんですよ」という言葉で空気がふっと和らぎ、生徒のみなさんの表情にも安堵が広がりました。                                                       誰かのひとことが、人を強くし、救い、幸せを運んでくれる----そのことを涙と笑顔を交えながら伝えてくださった姿が、深く印象に残っています。 

また、チベットの子どもたちのために学校を建設し続けてこられたお話では、生徒のみなさんは一気に真剣なまなざしに変わり、「学べるって当たり前じゃないんだ」という思いが静かに浸透していくのがわかりました。日常の授業とは違うけれど、どこかで確かに日常とつながっている----そんな豊かな学びの時間になったのだと思います。

さらに、日本での生活や家族との日々についてのお話は、生徒のみなさんにとって身近で温かく、ほのぼのとした時間でもありました。「最後はね、やっぱり感謝に戻るんですよ」と語られたときには、会場にやわらかな空気が流れ、こちらも胸が熱くなりながらも、どこか安心感に包まれていくのを感じました。

そして、私たちが何より驚いたのは、ヤンジンさんが 実は、吹田市、しかも本校のすぐ近くを拠点に活動されているという事実でした。「世界のすごい人がこんな近くにいたなんて!」という反応はとても微笑ましく、違う文化の人を "遠い世界" としてではなく、"身近な存在" として感じることができた貴重な瞬間でもありました。

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講話後、控室でいただいた色紙には、「ひとつひとつの出会いが世界をやさしく美しく広げますように」と記されていました。今日の行事がまさにその言葉の通り、"出会い" の連続であったことを思い返すと、佐井寺中のみなさんの世界が、やさしく、そして美しく広がったと確信できます。                                    人との出会いにとどまらず、異文化との出会い、誰かの経験との出会い、想いとの出会い----それらすべてを味わえた素晴らしい行事となりました。

バイマー・ヤンジンさん、本当にありがとうございました。                                      まだまだお話や歌声に触れていたくなる、そんな豊かで幸せな時間でした。      

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                                         校長 大江健規

この記事について

このページは、ウェブ管理者が2026年1月19日 17:00に書いた記事です。

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