【トピックス】防災授業・校内研修 ~自分ごととして捉える~

1月16日(金)

今日は、盛りだくさんでした。

時系列は少し前後しますが、「防災」と「授業づくり」。
この二つの学びが、一本の線でゆるやかにつながった――そんな一日だったように思います。

5時限目は、1年生が体育館に集まり「防災学習」を実施しました。                                 体育館には頼もしいゲストティーチャーが大勢待ち構えてくれていました。地域教育協議会の皆さま、そして吹田市役所危機管理室の職員の方がお越しくださり、授業を支えてくださいました。

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この日の防災学習では、まず地域で作成された防災動画を視聴し、実際の災害を想像しながら危機への備えを学びました。続いて、新聞紙を使ったスリッパづくりに挑戦。これが意外にも足にしっくりとフィットし、生徒たちは「身のまわりのものが、工夫次第で身体を守る道具になる」という実感を持てたようです。

その後は、防災グッズの使用体験へ。簡易トイレやパーティションの使い方を地域の方々に教わりながら、実際に触れることで、避難生活の「現実」を肌で感じ取っていました。最後には、地域の方のお話と、生徒代表の挨拶。体育館には、温かさと緊張感が同居するような、独特の空気が流れていました。

「昼間は地域の大人が少ない」――そんな現実があります。だからこそ、中学生は"避難する人"であると同時に、"避難所を支える人"にもなり得る存在です。避難訓練で最優先すべきなのは命を守ること。しかし、その先には避難所の運営という大きなタスクが控えています。本校も避難所として機能する可能性があります。今回の学びは、そのところまでを自分ごととして想定する力を育む、極めて意義深い時間でした。

そして何より、生徒のみなさんの姿勢が素晴らしかった。体験の場面では笑顔も見られましたが、ふざけることはなく、どの活動にもまっすぐ。「他人ごとにしない。自分ごとにする。」そのスイッチが、確かに入ったと感じました。

今回の学びを支えてくださった地域の皆さま、そして吹田市役所危機管理室の皆さまに、心より感謝申し上げます。こうした学びを地域とともにつくっていくことこそ、本校の「目指す学校像」の一つです。

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午後は、授業づくりの現在地を確かめる時間でもありました。
昨年度から本校に継続して多くの助言をくださっている大和大学の舟橋秀晃先生にお越しいただき、全学年の授業を参観していただきました。その後の校内研修では、全国学力・学習状況調査の分析を起点に、佐井寺中生の実態から出発する授業設計について、具体例を交えながら丁寧に学び直しました。体験・経験の重み、オーセンティックな課題の意味、単元を見通すカリキュラム・マネジメント――どれも耳なじみのある言葉でありながら、今日の示唆は「やり方」ではなく「向き合い方」にまで踏み込んでいたと思います。人の認知のクセや、文脈の中で具体を捉えることの大切さ(ウェイソンの四枚カードの話は象徴的でした)を通して、私たちは改めて、"説明する授業"から"働きかけの設計"へと視点を切り替える必要性を確認しました。

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ここからが本題です。
今日の講演を「良い話だった」で終わらせたくありません。残りの三学期、そして次年度へ――さらに言えば、教員としての自分の育ちのために、授業づくりを"自分の仕事"として、文字通り"自分ごと"にしてほしいのです。子どもたちの学びを支える者として、教室という日常に、意図と設計を通して「できる」「わかる」「つながる」を生み出す責任と喜びがあります。今日の学びをノートに記録するだけでなく、明日の板書、次の課題設定、問いの投げ方、評価の一言にまで落とし込んでいく。そうして初めて、研修は研修でなくなり、仕事の中身へと変わります。

防災学習が「避難はゴールではなく、そこから次を想像すること」を教えてくれたように、授業づくりもまた「伝えたら終わり」ではありません。伝わるように設計し、動くように支え、振り返って次へ生かす――授業は日常にあるからこそ、そこでこそ修養ができます。今日の示唆を、次の一時間で試し、その次の一時間で磨き、プロの流儀として育てていく。私は、佐井寺中の先生方なら必ずできると信じています。

舟橋先生、昨年度からの継続したご指導・ご助言に心より感謝申し上げます。
そして先生方へ――子どもたちの学びと育ちを支える授業づくりを、今以上に"自分ごと"として捉えていきましょう。                                                                    私たちの一歩は、子どもたちの千歩になります。

                                         校長 大江健規

この記事について

このページは、ウェブ管理者が2026年1月16日 17:00に書いた記事です。

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