現在3年生は、社会科で昔の暮らしを学習しています。
今とは違うどんな道具をどうやって使い、どんな思いを持っていたのかを学ぶためには、
実際に体験してみるに越したことはありません。
今週の2月22日(月)に3年1組が、25日(木)に2組が、
七輪を使って火をおこし、お餅を焼いてみるという体験学習を行いました。
火おこしの達人の村木さん(本校事務)の説明を聞き、お手本を見せてもらったあと、
いよいよ自分たちで炭に着火させていきます。
初めは紙や割り箸に着火させ、その後、うちわで風を送って炭へ火を移すのですが、
そんな簡単にいくはずがありません。
自分達へ向かって来る煙に大騒ぎ。気付けば火は消えかかっている...。
担任や村木さんだけでなく、教頭先生や支援学級の先生、算数指導の先生も手伝いに入り、
何とかどのチームの炭にも火がおこりました。
金網を敷き、お餅を並べて焼き始めると、子どもたちのソワソワ感が一気に高まります。
しかし、ここでもオーブンやレンジのようにはすぐに焼き上がりません。
「まだかな?まだかな?」
何度も裏返し、置き場所を換えて、調節しながら焼いていきます。
時間をかけ、こんがりと炭火で焼いたお餅は見るからにおいしそうです。
焼けたお餅は、チームごとに教室で試食しました。
子どもたちは、「おいしい!」と、満面の笑みを浮かべながらほおばっていました。
このあとに書いた児童の感想にもありましたが、
ガスコンロやIHでの調理が当たり前の子どもたちにとって、
昔の火の扱いや調理の大変さを知る学習になったとともに、
今の自分たちの暮らしの便利さを知る学びになりました。