3年生 「ひかり」の時間(総合的な学習)

| コメント(0) | トラックバック(0)

3年生は、現在、総合的な学習の「ひかり」の時間に、『福祉』について学んでいます。

今週は、その体験的学習の第一弾として、

「目の不自由な人の立場に立って」というテーマで、目かくしで歩く体験をしました。

まずは、アイマスクやタオルなど目隠しをし、ピロティを10mほど歩いてみます。

多くの児童がおっかなびっくりで歩いたり、手探りで壁伝いに進んだりしました。

IMG_0144.JPG IMG_0147.JPGIMG_0146.JPG IMG_0154.JPG

その後、一旦教室に戻って、感想を話し合いました。

IMG_0161.JPG IMG_0156.JPG

「何も見えないのはすごく不安」「どこに何があるか分からなくて怖かった」

「どこがゴールかが分からなくて心配になった」などの意見が出され、

どんな手助けがほしいかという話し合いでは、

「声でナビをしてほしい」「手をつないでもらう」「杖があれば」「点字ブロック」

などの意見が出されて、実際に手をつないだり、肩に手をかけたりしてもらって、

もう一度目隠し歩きをしました。

IMG_0086.JPG IMG_0093.JPGIMG_0094.JPG IMG_0097.JPG

その感想は、「一人の時より安心だった」「手が離れた時、すごく不安になった」などに変わり、

1回目との感じ方の大きな違いに気づくことができました。

このような体験がそのまま、

視覚障害のある方の感覚や心情の理解に結び付くわけではありませんが、

どのような困難を感じられているのかや、

どのような手助けが効果的なのかを考えるための土台となりますし、

町の中にある、視覚障害のある方への「手助け」に意識を向けるきっかけになります。

この後、聴覚障害のある方や、車椅子を使用されている方のことも学ぶ予定ですが、

様々な方々の立場に立ってみることで、

子どもたち自身の世の中を見る目が広がっていってほしいと願っています。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.suita.ed.jp/mt/mt-tb.cgi/63156

コメントする

この記事について

このページは、ウェブ管理者が2021年2月 5日 20:24に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「1年生 生活科 昔遊び」です。

次の記事は「5年生 家庭科 ミシン実習」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。