今日は3月11日です。東日本大震災が起こった日です。
10年前の午後2時46分のことです。
吹六小ではその時間に黙とうをしました。
放送での私の話を載せます。
【 放送での話 】
14時44分
校長の田渕です。
授業中ですが、少し私の話をきいてください。
10年前の今日、午後2時46分に東日本大震災がおこりました。
この震災では1万9000人を超えるたくさんの命が亡くなりました。
今から亡くなった人へ祈りを捧げます。
黙とうといいます。
黙とうっていうのは、目をつぶって少し下を向きます。
そして、亡くなった人に心の中で語り掛けます。心の中で伝えるのです。
私は、大きな津波がきて、小学校で亡くなった子どもたちへ
伝えようと思います。
「吹六小では地震や津波が来た時のために、避難訓練をしています。
亡くなったみんなが教えてくれた、
津波が来たら、早く高いところへ逃げることを練習して、
吹六小の子どもたちの命を守ります。」
そう、伝えようと思います。
14時46分
では、みなさん、下を向いて目をつぶりましょう。
1分間黙とうをします。
子どもたち、先生方、大人たち全員黙とう
黙とうをおわってください。
運動場で体育の授業中だった4年生です。
全員が放送の言葉とともに下を向き、黙とうをしています。
学校中がシーンとなった1分間です。
きっと日本中が祈りをささげた1分間ですね。
今朝、我が家の朝刊を持ってきて差し込み記事を切り抜きました。
休み時間に見に来る子どもたちがいます。
新聞の記事が読めなくても、写真で理解できます。
それでも、もっともっと知りたいと、質問してきます。
「波は家よりも大きかったの?」
「えっ学校よりも大きかった?」
「家が流されるの?」
「水で?」
↓
これは、私も10年前に初めて受けたショックです。
波の威力・水の威力 ・・・・・
風化させてはいけない! 教訓を忘れてはいけない!
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