先日、他市で教員を教員をしている友だちと話しました。
今年、近隣市では8月6日も登校日で授業をしているところがあります。
8月6日は、子どもたちと一緒にテレビを観たそうです。
8時過ぎに教室に入れば観ることができます。
昔を思い出しました。
8月6日は登校日でした。私が子どものころも、就職してからも
少しの間は「平和登校日」として学び合いをしていました。
そして、忘れてほしくない日がもう1日あります。
8月9日です。
別の種類の原子爆弾が長崎に投下された日です。
三度、許してはいけない原爆投下を
唯一、被爆国に育つ私たちが伝えていかなければ・・・と、
つくづく感じる、夏です。
被爆者代表の方の「平和への誓い」のくだりを載せます。
昨年11月、「平和の使者」として、フランシスコ教皇が長崎を訪問されました。
最初の訪問地、爆心地公園に足を運んだ教皇とともに原爆犠牲者に献花した、
あの時の場面が蘇(よみがえ)ります。
そして、39年前に広島でヨハネ・パウロ二世教皇の「戦争は人間のしわざです」
との印象深い言葉を、より具体化し、
核兵器廃絶に踏み込んだフランシスコ教皇の言葉に、
どんなにか勇気づけられたことでしょう。
さらに、「長崎は核攻撃が人道上も環境上も壊滅的な結末をもたらすことの証人である町」とし、
まさに私たち長崎の被爆者の使命の大きさを感じる言葉をいただきました。
また、「平和な世界を実現するには、すべての人の参加が必要」との教皇の呼びかけに呼応し、
一人でも多くの皆さんがつながってくれることを願ってやみません。
特に若い人たちには、この平和のバトンをしっかりと受け取り、
走り続けていただくことをお願いしたいと思います。
私は89歳を過ぎました。被爆者には、もう限られた時間しかありません。
今年、被爆から75年が経過し、被爆者が一人また一人といなくなる中にあって、
私は、「核兵器はなくさなければならない」との教皇のメッセージを糧に、
「長崎を最後の被爆地に」との思いを訴え続けていくことを決意し、
「平和への誓い」といたします。
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