5月22日(金)
今朝の校内は、どこか不思議なほど静まり返っていました。
1、2年生は校外学習へ。校舎に残るのは、3年生のみです。
いつもであれば、あちこちから聞こえてくる賑やかな声や足音。
けれど今日は、その音の層が一つ減り、校内にはやわらかな静けさが広がっています。
少しだけ「音量を下げた学校」といったところでしょうか。

登校してくる3年生の様子も、どこか控えめで落ち着いて見えました。
「今日は、僕たちだけですね」――そんなつぶやきが聞こえてきそうです。
ほんのりとしたさみしさと、それでもしっかりしようという思いが、静かに混ざり合う朝でした。
昨日の雨は、校内の草花に小さな贈り物を残してくれました。
葉の先に宿る水滴が、朝の光を受けてきらりと光っています。
空はゆっくり回復へ。
どうか、校外学習中の佐井寺中のみなさんが、雨にあうことなく一日を楽しめていますようにと――
つい「天気へのお願い」をしてしまいます。


校内に残る3年生は、今日一日の「学校を守る人」。
穏やかな空気の中で、それぞれが机に向かい、落ち着いて学びに向き合っています。
その姿には、最上級生としての重みとやわらかさの両方が感じられました。
少し静かな教室も、3年生がいると、きちんと学校の息づかいを保ってくれるのが不思議です。


校内を歩いていると、校外学習へ向けた掲示や連絡ボードが目に入ります。
その中にあった「C3」という文字。思わず足を止めました。
スターウォーズ......いや、さすがに違いそうです。
横には太陽の塔。どうやら目的地は、しっかり現実世界にあるようで安心しました。
こうした掲示の一つひとつに、子どもたちと先生方が重ねてきた準備と期待がにじんでいて、見ているこちらの気持ちも少し弾みます。

ふと目をやると、来客用の靴箱が新しくなっていました。
校務員さんが、丁寧に整えてくださったものです。
整然としていて、とても美しい。
「ここに靴を入れるのが少し気が引けるな」と思うほどです。
日々の草刈りや掃除も含め、こうした環境整備が、学校の心地よさを静かに支えてくださっています。
見えないところでの積み重ねに、あらためて感謝の気持ちが湧いてきます。


昨日は、吹田市教育委員会の指導主事の先生が来校されました。
授業の様子や生徒たちの学びを参観していただく中で、ひとつの軸となったのが学習用端末の活用です。
筆箱や教科書と同じように、iPadも自然に手に取られる存在へ。
そんな学びの風景が、日常として根づいていくとよいと思います。
もちろん、学習のために貸与されているものであることは、忘れずに。
さて、今日のことに戻ります。
校外で活動している1・2年生のことを思い浮かべながら、校内で一日を過ごしました。
今ごろ、どんな景色を見て、どんな会話をしているのでしょうか。
予定通りにいったことも、少し予定外だったことも、きっとすべてが今日という日に刻まれていきます。
静かな校内と、にぎやかな校外。
それぞれの場所で、それぞれの時間が流れています。
この少しだけ余白のある一日が、また明日の活気を引き立ててくれる――そんな気がします。
そして来週。
少し日焼けした顔と、あふれる声で学校がいつもの表情を取り戻す、その瞬間を思い描きながら、
今日の穏やかな時間を大切に味わいました。
なお、校外学習の模様は、それぞれの学年の【青春ドキュメント記者】がレポートしてくれる予定です。
そちらもどうぞ、お楽しみに。
校長 大江健規

























