11月のある日、4年生の先生から、詩の暗唱を聞いてあげてくださいと頼まれました。
「校長先生はいらっしゃいますか?」
4年生の皆さんが校長室を訪れて、詩の暗唱を行います。
安積得也さんお「もちあじ」という詩です。
「みんなが同一でないことを感謝する」で締めくくられるこの詩の様に、
4年生118人の個性がにじみ出る暗唱です。
校長室に入るだけで、ソファーに座るだけで、みんなに見守られるだけで、とても緊張することでしょう。
一人一人が精いっぱいに、そして真っすぐにその「もちあじ」を披露してくれます。
「合格!」
と言われてほっとする表情も、とても清々しく、子供らしく、すてきです。
スポンジのように吸収する能力を持った子供時代のすばらしさ。
チャレンジすることで自信をつける子供時代の可能性。
4年生の姿から、まさにそれらを感じました。
(安積得也作 「もちあじ」より一文を引用)
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