今年度本校研究テーマ「自分の考えを伝え合う児童の育成を目指した物語文指導」に沿い、
1年生は『くじらぐも』(中川李枝子作)で授業研究を行ってきました。
体育の授業中に子どもたちが空に浮かぶ大きなくじらぐもに出会い、
その背に乗せてもらうというとても楽しいお話です。
登場人物の心情を想像しながら、工夫して音読することをねらいとし、
その学習の過程で互いに自分の考えを伝え合ってきました。
そして、今日11月19日の2時間目は、音読発表会として、学年で体育館に集合し、
これまでの音読の工夫と練習の成果を発表しました。
マスク着用とはいえ、大きな声を出しますので、
感染防止対策として、向かい合いの距離を十分とりました。
1組の代表児童が「初めの言葉」を言って、大会はスタートです。
学級内で分かれたグループごとに、
『くじらぐも』のお話の中の受け持った個所を順番に読んでいきます。
「地の文」を読む子は正しくはっきりと、
登場人物のセリフを読む子は、その場面の気持ちを込めて読んでいました。
動作を取り入れているグループもありました。
その後、1組の発表のよかったことを2組の児童から、
2組のよかったことを1組の児童から発表してもらい、
2組の代表児童の「終わりの言葉」で終了となりました。
数か月前まではひらがなの学習を始めたばかりだった1年生の成長を
改めて実感できた音読大会でした。
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