12月1日(水)
吹田市のすべての小中学校で取り組んでいるいじめ予防授業「トリプルチェンジ」。
1st Chenge いじめとは何かを考え、子どもたちの思考の中にある「シンキングエラー」(間違った考え)と「アンバランスパワー」(力の差)に気づく。
2nd Chenge いじめられた時やいじめかもしれないことを見たり聞いたりした時にどのような行動をすればよいかを考える。
3rd Chenge いじめのない集団を作るための具体的な行動を考える。
と3段階に渡って自分たちを変えるプログラムです。
それぞれの学年の発達段階に応じて、事例の内容を変え、全学年で繰り返し取り組んでいくことが大切であると考えています。
今回は、5年生でトリプルチェンジの2nd Chengeの授業をし、この授業の提案者である和久田先生に授業を参観してもらいました。
今回は、「友達とオンラインゲームで遊んでいる時、Aさんのミスでグループが負けてしまう。そのことを怒ったBさんが、それ以降悪口を言うようになる。Aさんはあやまったものの許してもらえず、周りの人に悪口を言われるようになった。」という事例を取り上げました。
その中で、いじめられているAさんの気持ちを想像し、どう行動すればよいかを考えました。
実際にどんな気持ちになるかロールプレイをグループで行いました。
「つらいなあ」「いやだなあ」という気持ちを感じ取りながらも、
でも大人に言ったら(チクったら)、もっといじめられるかもしれない・・・という
素直な気持ちを言ってくれました。
そして、先生からいじめられた時に取るべき3つの方法を教えてもらいました。
合言葉は「やはた」
や・・・ やめてという。
は・・・ その場をはなれる。
た・・・ 周りの大人に助けを求める。
しっかりと覚えて、使ってほしいものだと思います。
今回、しっかりと考えられた5年生。
3rd Chengeまで勉強し終えた時、その行動が変わってくれることに期待しています。