今日、5年生は
一般的に「聞こえない」あるいは「聞こえにくい」と言われている
聴覚障がいのある方からのお話を聞きました。
私の知り合いの方です。
もう一つ、一般的な呼び方は「ろうの人」とも言います。
しかし 私は
『手話言語をつかう人』とか『音声言語をつかわない人』とかの
呼び方をしたいなあと思います。
どんな呼び方がいいのか、まだ私の中では整理されていないのですが、
今、私が考えるベターは
『手話言語をうかう人』とか『音声言語をつかわない人』
です。
ただ、子どもたちへ話すときは、「聞こえない」を使いました。
初めての学びには、理解しやすいと思ったからです。
さて、私の思いや考えは、このへんでおわりにして、
子どもたちの学びについて、お伝えします。
ご存じのように、吹六小は多様性教育を重点取組として
思いやりの心をもつ子を育んでいます。
5年生は、2学期に
現在は日本で暮らす『外国に住む人(日本人でなないよ)』
の話を聞きました。
世界にはいろんな人がいる。いろんな考えを持っている。
いろんな文化やいろんなルールの中で生きている。
今回は吹田市に住む『手話言語をうかう人』の話です。
![IMG_9464.jpg](http://blog.suita.ed.jp/es/06-suita6/2023/assets_c/2024/03/IMG_9464-thumb-500xauto-645093.jpg)
![IMG_9467.jpg](http://blog.suita.ed.jp/es/06-suita6/2023/assets_c/2024/03/IMG_9467-thumb-500xauto-645092.jpg)
社会福祉協議会の方が、お話をしてくれる方と
手話通訳の方の紹介をしてくれました。
![IMG_9475.jpg](http://blog.suita.ed.jp/es/06-suita6/2023/assets_c/2024/03/947503e8fdeca5fd6ccdf6b04548ccdef433b23f-thumb-500xauto-645106.jpg)
まず、簡単な手話を教えていただきます。
上の写真は手話言語を使う人の「拍手」です。
「拍手」は音が鳴ります。
私たち音声言語を使うものは拍手されると、大きな音が鳴り
とっても嬉しいです。
しかし、手話言語を使う人はどうでしょう?
だから「拍手」のかわりに、腕を上にあげて
手をヒラヒラさせるのです。
![IMG_9488.jpg](http://blog.suita.ed.jp/es/06-suita6/2023/assets_c/2024/03/IMG_9488-thumb-500xauto-645099.jpg)
![IMG_9489.jpg](http://blog.suita.ed.jp/es/06-suita6/2023/assets_c/2024/03/IMG_9489-thumb-500xauto-645100.jpg)
![IMG_9492.jpg](http://blog.suita.ed.jp/es/06-suita6/2023/assets_c/2024/03/IMG_9492-thumb-500xauto-645098.jpg)
子どもたちは、最後まで熱心に話を聴きました。
![IMG_9493.jpg](http://blog.suita.ed.jp/es/06-suita6/2023/assets_c/2024/03/IMG_9493-thumb-500xauto-645097.jpg)
この手話は「車」です。
運転している感じがわかります。
私が手話で「車」とするとき、もう一つの表現をつかいます。
手話表現はTVなどであらわされている標準的なものから、
方言のように、地方で少し違うこともあります。
また、歴史とともに表現方法も変わってきています。
この話をすると、なが~くなってしまうので、
別の機会に。
災害の時、どうするの?
朝、起きるとき、目覚ましがわりは?
などなど。
質問にも応えてくださいました。
日常生活や学校生活で、音声言語を使わない人の、
苦労や工夫に気づくことができた時間となりました。
まだまだいろいろ聴きたいことはありましたが、
まずは、今日の話をもとに、じっくり考えてみましょう。
![IMG_9501.jpg](http://blog.suita.ed.jp/es/06-suita6/2023/assets_c/2024/03/ed17946a7d574965fd2cdba51e630c9c2c554f61-thumb-500xauto-645109.jpg)
最後は、全員で教えてもらったお礼「ありがとう」の
手話をみんなで表して、感謝の気持ちにかえました。
その後の振り返り作文も少し読ませてもらいましたが、
しっかり感じ、学んでいます。
また、おうちでも一緒に考えてみてください。