今日、5年生は
一般的に「聞こえない」あるいは「聞こえにくい」と言われている
聴覚障がいのある方からのお話を聞きました。
私の知り合いの方です。
もう一つ、一般的な呼び方は「ろうの人」とも言います。
しかし 私は
『手話言語をつかう人』とか『音声言語をつかわない人』とかの
呼び方をしたいなあと思います。
どんな呼び方がいいのか、まだ私の中では整理されていないのですが、
今、私が考えるベターは
『手話言語をうかう人』とか『音声言語をつかわない人』
です。
ただ、子どもたちへ話すときは、「聞こえない」を使いました。
初めての学びには、理解しやすいと思ったからです。
さて、私の思いや考えは、このへんでおわりにして、
子どもたちの学びについて、お伝えします。
ご存じのように、吹六小は多様性教育を重点取組として
思いやりの心をもつ子を育んでいます。
5年生は、2学期に
現在は日本で暮らす『外国に住む人(日本人でなないよ)』
の話を聞きました。
世界にはいろんな人がいる。いろんな考えを持っている。
いろんな文化やいろんなルールの中で生きている。
今回は吹田市に住む『手話言語をうかう人』の話です。
社会福祉協議会の方が、お話をしてくれる方と
手話通訳の方の紹介をしてくれました。
まず、簡単な手話を教えていただきます。
上の写真は手話言語を使う人の「拍手」です。
「拍手」は音が鳴ります。
私たち音声言語を使うものは拍手されると、大きな音が鳴り
とっても嬉しいです。
しかし、手話言語を使う人はどうでしょう?
だから「拍手」のかわりに、腕を上にあげて
手をヒラヒラさせるのです。
子どもたちは、最後まで熱心に話を聴きました。
この手話は「車」です。
運転している感じがわかります。
私が手話で「車」とするとき、もう一つの表現をつかいます。
手話表現はTVなどであらわされている標準的なものから、
方言のように、地方で少し違うこともあります。
また、歴史とともに表現方法も変わってきています。
この話をすると、なが~くなってしまうので、
別の機会に。
災害の時、どうするの?
朝、起きるとき、目覚ましがわりは?
などなど。
質問にも応えてくださいました。
日常生活や学校生活で、音声言語を使わない人の、
苦労や工夫に気づくことができた時間となりました。
まだまだいろいろ聴きたいことはありましたが、
まずは、今日の話をもとに、じっくり考えてみましょう。
最後は、全員で教えてもらったお礼「ありがとう」の
手話をみんなで表して、感謝の気持ちにかえました。
その後の振り返り作文も少し読ませてもらいましたが、
しっかり感じ、学んでいます。
また、おうちでも一緒に考えてみてください。