『成長を実感できる書く言語活動の研究』
・資質能力を始発点として設定した「能力ベイス」の授業づくり
・考えをつなげる学び方の推進
以上が、今年度の授業研究部のテーマです。
吹六っ子の苦手な「書く」ことに絞って研究を重ねています。
また、今年度も引き続き「学び方」の研究もすすめます。
さて、6月28日(水)に実施した5年生の研究授業は 👇
国語科「みんなが過ごしやすい町へ」という単元です。
この単元のゴールは
調べたことを正確に報告する ことです。
ここでつけたい力は
・筋道の通った文章になるように、文章の構成や展開を考える力
・文章の中に、資料を活用する力
・文章の中に、自分の考えや意見を盛り込む力
なんか、文字化すると、難しそうですが、これでもずいぶん
簡単にまとめたんですよ。
これが5年生に必要な「書く力」なんです。
「書く」ことが苦手な吹六っ子に、どのような授業展開を
すれば、「がんばってみよう」と思うのか。
単元終了後、「書けた!」(自分なりでOK)と思えるのか。
これが、吹六小の授業研究の1つです。
これを重ねて子どもたちに「書く力」をつけたいわけです!!
この日の授業は、前回までに書いた文章(下書き)を
グループで読み合って意見を伝えあい、
友だちからの意見を聞いて、さらに良い文章にしよう!
という、 いわゆる文章の推敲を対話で深めようとします。
iPadを活用して、友だちの文章を、グループの一人ひとりが
手元にある状態にしています。
毎年毎年、研究授業を実施しています。5年生は5年目、
たくさんの先生たちが教室に入っても、先生が真横に来ても
動じない「チーム吹六っ子5年生」です。
もらった意見、参考になる意見は、付箋にメモします。
友だちの文章を聞くだけでなく、「見て読む」ことで、
「習った漢字はつかった方がいいよ」
なんて、意見ももらえて、よりよい対話になっています。
研究授業は単元の中で8時間目です。
9時間目に清書をして、10時間目に、出来上がった文章を
伝えあい、感想を交流しました。
全10時間の単元でした。
思いやりロードに、出来上がった文章を掲示していたので、
七夕カーニバルの際にご覧になった方もおられると思います。
もっと、いっぱいいっぱい書きたかった子もいました。
(書くことへの抵抗があったのにすごいですね。)
ただ、今回は、A4のプリント1枚におさめる。
ということも、ねらいにしていたので、コレが出来上がりです。
2学期、3学期も「書く」学習は続きます。
一歩一歩、力が伸びればうれしいなあ。