「セサミストリートカリキュラム」を導入して5年目です。
「セサミ」の授業 と呼んでいます。
全学年12時間のプログラムがありますが、
吹六小は「多様性とインクルージョン」の3時間を
特に大事にしています。
今年度も、新規採用や異動で
「チーム吹六」のメンバーになった先生たちは、
公開授業を通して、「セサミ」の授業 を学びます。
もちろん、公開なので、学校全体での研究です。
研究授業とちがうところは、全員の先生たちが45分間観る
時間とはしていません。
(子どもたちは通常の授業時間である、ということです)
隙間があれば観たり、今は動画を撮れるので、あとで観て学ぶ
こともできますね。
今年度は4年生の公開授業です。
「セサミ」の授業 で大切にしている2つのことです ⤴
はじめに、子どもたちと、この2つの確認をします。
そのほかに、いつでも どこでも だれとでも 👇
これが、重点取組みの1つです。
どのクラスの教室にも掲示してあります。
では、「セサミ」の授業 です。
「野球の得意な子が転校してきました! どんな子かな?」
「走りが早い」
「男の子」
「背が高い」
「筋肉ゴツゴツ」 など、いろんな意見が出ます。
今回のめあては
自分にはどんな思い込みがあるか考えてみよう
セサミのアニメーションの中にも「思い込み」があります。
わかったかな?
自分で考えたあと、グループで自分の考えを伝え
友だちの考えも聞き、交流します。
また、自分自身の中に「思い込み」があるか話し合います。
「ピンク色は女子だけ」
「大阪の人は、みんなたこ焼きが好き」
「蛾はきたない」
「女子はピアノがうまい」 など
いろいろな「思い込み」が ありましたね。
多様性教育に力を入れてきた成果が見られた授業です。
子どもたちの中に「思い込み」があるのは確かです。
実は、私の中にもあります。 いえ、ありました。
たとえば・・・この脚本家が書いたドラマは絶対面白い。とか
でも、そうじゃないドラマもありましたね。
まあ、好みの問題かも知れませんが。
さて、この授業で何を大切にするか
「そんなこと、思っちゃダメ」ではなく、
「これは、思い込みだ!」と気づくことに意味があります。
「そうか、大阪の人でもたこ焼ききらいな人もおるんや」
「ピンクが好きな男子もいっぱいいる」
このように、気づくことができれば
「思い込み」にとらわれることなく、
関係をつくることができます。
思い込みは固定観念です。
固定観念が、偏見へとうつることがないように
「相手を知る」ことの大切さを 学んでほしいと思います。