2年生は算数の学習で、足し算・引き算の筆算の単元を終えたところです。
筆算の書き方自体は、2桁+2桁、2桁-2桁を4~5月の内に経験済みですが、
今回は3桁になる繰り上がりの足し算や、3桁-2桁の繰り下がり引き算を学びました。
足し算は、10を越えたら上の位へ繰り上げていくパターンに変わりはないので、
そこまで苦労はないようですが、
引き算の場合、その引き算は繰り下げが必要かどうか、
必要ならばどうやって繰り下げてくるのかの2段階の判断を正確に下さなければなりません。
「『4-7』はできない」という判断も、ついつい、引きやすい『7-4』をしてしまい、
「繰り下がらない」と考え違いをすることも少なくありません。
さらに、「十の位がゼロの場合は百の位から借りる」という方法も
身に付けておかなければなりません。
重要なのは、単なる数字の操作ができるかどうかではなく、「引く」という操作自体と、
10は1が十個、100は10が十個で、それを繰り下げて計算するというイメージが
しっかり身に付いているかどうかです。
ご家庭にある1円玉・10円玉・100円玉を使って、
お子さんとお買い物ごっこをしてみるのもおすすめです。
(5円玉・50円玉・500円玉は使いません)
その際に、家の人が、お店役と両替役をしてあげるのがポイントです。
例えば買い物役(児童)は400円を持っておき、132円の物を買うとします。
ただし、お店役はピッタリの金額しか受け取らず、しかも1の位の額から順に受け取ります。
その支払いのために、両替をして100円をくずし、
さらにそのうちの10円をくずすことになります。
手持ちのお金から渡していくことが引き算の操作に当たり、
「くずす操作」が計算上の「繰り下げ」になるのです。
低学年のご家庭は、もしよろしければお試しください。
(※お金の扱いには十分注意をさせてください)
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