「吹田の空襲を語り継ぐ会」のお二人からの講演は、当時国民学校5年生だった時の記憶を語ってくださいました。空襲警報の度に家に帰され、止むとまた登校するといった学校生活や、戦闘機から機銃掃射されたこと、当時の筆箱や鉄兜、電灯の笠なども見せてくださいました。当時は防空管制がしかれ、電気の明かりが外に漏れないように過ごした話などもしてくださいました。もうお一方は、まだ幼少期だったそうで、その時の記憶をお話しいただきました。
講話後、生徒会執行部からお礼の言葉を伝え講演会を終えました。講演会後、会議室に生徒会執行部も一緒に戻ってきたときに、講話の中で見せていただいた鉄兜や筆箱を、実際に生徒たちにも見せていただきました。また、講演会で見せるつもりで持ってきた「防空管制灯」なる電球(側面は黒く下方にだけ光が届く電球)も見せていただきました。
まだまだ、世界では紛争や戦争があり、80年前の日本で起こっていたことが、世界のどこかで現在も起きています。生徒たちは、今日の話を聞いて、今後平和な世の中を作っていく気持ちを強く持ってくれたと思います。この思いを忘れること無くこれからの世の中を創り上げていってください。