【トピックス】青春>太陽 ~部活動公式戦応援~

7月18日(土)~20日(月)

この時期、大阪のあちらこちらで中学生による熱戦が繰り広げられています。
できる限り生徒たちの挑戦する姿をこの目で見たいと思い、都合のつく限り応援に足を運んでいます。
この3連休は、野球部、バレーボール部、バドミントン部の公式戦を観戦することができました。
会場は違っても、そこに流れている空気には共通するものがありました。それは、「青春の空気」です。
グラウンドでは、容赦なく太陽が照りつけていました。気温は35度を超え、じっとしているだけでも体力
を奪われるような暑さです。それでも選手たちは白球を追いかけ、仲間の声に応え、一瞬一瞬に集中していました。
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体育館には、たくさんのチームが集まっていました。プレーが始まると空気が引き締まり、ポイントが決まるたびに歓声が響きます。ボールをつなぐために飛び込み、シャトルを追ってコートを駆け回る姿に、観ているこちらも思わず力が入ります。
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仲間と視線を交わす姿。励ましの声を掛け合う姿。うまくいった時に喜びを分かち合う姿。思うようにいかなくても次へ向かおうとする姿。その一つ一つに、その競技に打ち込んできた時間の重みが表れていました。
会場を回りながら、ふと頭に浮かんだ言葉があります。「熱い!」
その熱さは、太陽が生み出す暑さとは少し違います。心が動くときに生まれる熱さです。
だからなのでしょうか。会場を後にしても、生徒たちのプレーや表情が心に残ります。
野球場に響いていた仲間を呼ぶ声。体育館を包んでいた大きな拍手。苦しい場面でも仲間とともに前を向く表情。それらはすべて、この夏だからこそ出会える風景でした。
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この3連休、私はあらためて感じました。確かに太陽は熱い。
けれど、それ以上に熱く感じる瞬間がありました。
だから、この日の数式はきっとこうです。青春 > 太陽
大阪の夏空の下で輝いていたのは、太陽だけではありませんでした。中学校で部活動に打ち込むみなさんのひたむきな挑戦こそが、この夏を何よりも熱く、そして何よりも輝かせてくれていました。
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本校の生徒たちがこうした舞台に立つことができるのは、多くの方々の支えがあるからです。猛暑の中、各会場で温かい声援を送り続けてくださった保護者の皆様。日々の指導を通して生徒たちの成長を支えてくださっている顧問の先生方。大会運営や会場準備、安全管理などにご尽力いただいた関係者の皆様。心より感謝申し上げます。
                                         校長 大江健規

【トピックス】三度目の〇〇 ~1学期終業式~

7月17日(金)

本日、1学期の終業式を行いました。

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まずは佐井寺中キャストのみなさん。1学期の活躍、本当に素晴らしかったです。                               授業で、行事で、部活動で。それぞれの場所で成長し、活躍する姿をたくさん見ることができました。

1学期の振り返りは、すでに各学年の学年集会で行われています。代議員を中心に1学期を見つめ直し、先生方の話を聞く時間ももたれました。終業式では、私は少し違う話をすることにしました。

毎年恒例の「夏休みの話」です。

実は、この話をするのは3年連続。1年生には初めての話ですが、2年生は2回目。そして3年生は3回目になります。そこで今回は、3年生の代議員のみなさんにも協力してもらいながら話を進めました。

「夏休みの正式名称は?」「休暇と休業の違いは?」「学校にはなぜ夏休みがあるのか?」

私にとっては復習にあたる、そんな問いを投げかけながら、生徒のみなさんと一緒に、夏休みについて考える時間となりました。

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全校集会や始業式、終業式などの行事で、佐井寺中のみなさんにお話をする機会が多いですが、                        「さて、どれくらい伝わっただろうか」といつも少し不安になります。

正直なところ、1回目は聞いて終わりかもしれません。でも、2回目は、「どこかで聞いた話だな」と思われているかもしれない。それでも、さすがに3回目ともなれば何かが残っているだろう――そんな期待を込めて、今年もまた夏休みの話をしました。

すると、私の心配は見事にはずれました。3年生のみなさんは、その意味を自分なりに考え、自分自身の言葉に変えてくれていました。

後輩たちへのアドバイス。

希望進路の実現へ向けた決意。仲間への思い。

次々に語られる言葉を聞きながら、「ああ、ちゃんと伝わっていたんだな」とうれしくなりました。

タイトルにある「三度目の〇〇」、〇〇に入る言葉は、「正直」ではなく、「確信」でした。

代議員のみなさん、そして3年生のみなさん。素敵な時間をありがとうございました。

私からは最後に、夏休みは「心身のメンテナンス」と「自分磨き」の時間にしてほしいと伝えました。学校という日常から少し離れ、自分を整え、自分を高める。そんな夏休みにしてほしいと思います。

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続いて首席の先生からは、夏休みの生活についてのお話がありました。そして、生徒のみなさんへの手紙という形で熱いメッセージが読まれました。子どもたちへの愛情と期待がまっすぐに伝わる内容で、聞いている私まで胸が熱くなりました。

また、このたびAETの先生が異動されることとなり、ご挨拶をいただきました。本校の子どもたちのためにご尽力いただきましたことに心から感謝申し上げます。

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式では部活動の表彰や歯科医師会からの表彰も行いました。仲間の頑張りをみんなで称える、うれしい時間となりました。

さらに、生徒会執行部からはスマホトラブル防止についての啓発がありました。トラブルが起こりそうな場面を動画で再現し、クイズ形式で考える工夫がされていました。教室へ戻った後には、執行部が作成したアンケートも実施されたようです。自分たちの学校生活の課題に、自分たちで向き合う。頼もしい姿でした。

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さて、こうして1学期が終わりました。

保護者の皆様、地域の皆様には、本校の教育活動に温かいご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。

なお、教頭先生からも話があったように、夏休み中は校内で工事が行われます。学校へ来る機会のある皆さんは安全に十分注意してください。また、部活動等では熱中症対策も忘れずに。

どうか元気に夏を過ごしてください。

そして、心と身体を整えながら、自分自身を磨く夏にしてください。

2学期、ひと回り成長したみなさんと再会できることを楽しみにしています。

きっとその頃には、この夏も「あっという間だったな」と感じることでしょう。

                                       校長 大江健規


【トピックス】学年集会

7月16日(木)

今日は授業の最終日。

明日は大掃除、そして終業式です。
1学期もいよいよ終わりを迎えます。

各学年では学年集会が行われ、代議員を中心に1学期を振り返りました。先生方からも、それぞれの思いが語られていたようです。

私は、体育館のドアの外から、そっと覗く程度にしました。

どの学年も落ち着いた空気に包まれ、しっとりとした時間が流れていました。

各学年の生徒のみなさんと先生たちだけの大切な時間。

1学期の締めくくりにふさわしい、穏やかなひとときでした。

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また、個人懇談にお越しいただいた保護者の皆様、暑さの中、そしてお忙しい中にもかかわらず足を運んでいただき、ありがとうございました。子どもたちの1学期の歩みを共に振り返る温かな時間となりました。心より感謝申し上げます。

                                         校長 大江健規

7月12日(日)

大阪大会、男子バスケットボール部の初戦を観戦しました。今日は、「校長枠」ということで、ベンチに座らせていただけました。

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会場の体育館は空調が整い、暑さの厳しい一日でしたが、選手たちはプレーに集中できる環境の中で試合に臨んでいました。観覧席には多くの保護者の皆様の姿もあり、3年生にとっての最後の夏を見届けようという温かな思いが伝わってきました。

どのチームにとっても、この時期の試合は特別です。3年間積み重ねてきた努力や思いをコートで表現する場であり、会場には独特の緊張感が漂っていました。

本校の選手たちも序盤はやや硬さが見られましたが、後半になるにつれて本来の動きを取り戻し、随所に良いプレーが見られました。また、多くの3年生がコートに立ち、それぞれが自分の役割を果たそうと全力でプレーする姿が印象的でした。

どんな競技を観戦しても、毎年、「夏の大会」について感じることがあります。

夏の大会で勝ち上がるチームは、一戦ごとに大きく成長します。それは試合後の振り返りが、「いつかの次」ではなく、「次の一戦」のための振り返りになるからです。1週間後、時には翌日に控える試合へ向けて課題を整理し、改善し、その成果をすぐに確かめることができる。その積み重ねが、チームをさらに強くしていくのだと思います。

まずは大切な初戦を突破しました。

今日見つかった課題も、見えてきた成長も、すべて次の一戦につながる財産です。男子バスケットボール部のさらなる躍進に期待しています。頑張れ、バスケットボール部! 🏀✨

最後になりましたが、引率をしながらチームを支え、審判として大会運営にも力を尽くしてくださっている顧問の先生、そして会場運営に携わってくださっている先生方にも心から敬意を表したいと思います。子どもたちの熱い夏は、こうした先生方の献身によって支えられています。本当にありがとうございます。

                                      校長 大江健規

7月8日(水)
「校長先生、挑戦したい授業があるんですけど、観に来ませんか?」
そんなうれしいお誘いに導かれるようにして、1年生の国語の授業を参観しました。
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教材は、向田邦子さんの名作『字のない葉書』です。                                                                  戦時中、疎開する幼い妹に父親が持たせたたくさんの葉書。妹は無事を知らせるため、元気なうちは葉書に大きな丸を書いて送り返します。しかし、送られてくる丸は次第に小さくなり、やがて葉書は届かなくなります。そのことを誰よりも心配しながらも気丈に振る舞う父。向田さんが家族との思い出を回想した名作です。
さて、この日の授業のテーマは、単なる内容理解ではありません。
「父の人物像に迫る」
作品を読み解く中で、生徒のみなさんは「本当に父は優しい人なのか」「良い父なのか、悪い父なのか」など、自分なりの問いを立てます。そして、その問いに対する仮説を組み立て、クラスメイトに伝えながら考えを深めていきました。
ここで用いられていたのが、「フォークダンストーク」という学習形態です。                             生徒のみなさんは円形に座り、向かい合った相手に自分の考えを伝えます。相手はその考えに質問したり、共感したり、別の見方を示したりします。そして一定時間が経つと席を移動し、また別の相手と語り合う。まさにフォークダンスのように、次々と相手を変えながら考えを交流していくのです。
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参観していて感心したのは、生徒のみなさんの熱量です。                                        「なるほど!」 「それは考えてなかった。」 「私も同じだ。」 「でも、この場面を見ると違うかも。」                      そんな言葉が自然に飛び交います。気付けば椅子から腰が浮き、相手との距離もぐっと近くなっています。学びに夢中になっていることが、その姿から伝わってきました。
もちろん、こうした学びは突然生まれるものではありません。問いの質を高める先生の課題設定の妙。適度な難易度で、思わず意見を交わしたくなる学習課題。そして、全員が参加しやすい学習形態。担当の先生の綿密な工夫があるからこそ、生徒のみなさんは安心して自分の考えを語り、仲間の考えに耳を傾けることができるのだと感じました。
さらに興味深かったのは、『字のない葉書』だけで判断するのではなく、向田邦子さんの他の作品に登場する父親像も参考にしながら考察を深めていたことです。                                          ある生徒には「不器用だけれど深い愛情をもつ父親」に見え、別の生徒には「厳格で頑固な父親」に見える。多様な見方が交流されるたびに、ぼんやりとしていた人物の輪郭が少しずつ鮮明になっていきます。まるで、みんなで一枚の肖像画を描き上げているようでした。
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私はこうした授業を見るたびに思います。本当に価値のある学びとは、授業が終わった瞬間に終わるものではありません。家に帰って家族に話したくなる。 友達にもう一度語りたくなる。「今日の授業、面白かったんだ。」そんな言葉が自然にこぼれる学びこそ、「ほんものの学び」なのではないでしょうか。
そして、このような授業は国語の力を育てるだけではありません。相手の話を受け止める力。 自分の考えを整理して伝える力。 異なる意見を尊重する力。これからを生きるみなさんにとって、多様な価値観を受け入れるための力は欠かせません。
今日の1年生は、向田邦子さんが描いた人物を追いながら、実は自分たち自身の対話力も磨いていました。                                              一つの作品を通して「ひと」を考え、「ひと」と語り合う。そんな豊かな学びの時間でした。                                   (あの伝説の先生の呼び名がタイトルのテレビドラマ世代には、ちょっとエモい結びかもしれません。)
                                      校長 大江健規

【トピックス】卓球部 三島大会応援

7月5日(日)

日曜日、卓球部の公式戦の応援に行ってきました。

いよいよ3年生にとっては引退をかけた「夏の大会」が、各競技で本格的に始まっています。                                    

この日は雨の降る中、会場となった近隣市の中学校へ。体育館に入ると、ずらりと並ぶ卓球台の数にまず圧倒されました。

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会場に到着すると、本校の部員たちがきちんと挨拶に来てくれました。私は、午後から行われる団体戦を応援しました。顧問の先生のはからいでフロアで応援することもでき、目の前で繰り広げられる試合の熱気、そして心地よいラリーの音に引き込まれました。

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試合である以上、勝敗はつきます。しかし大切なのは、これまで積み重ねてきた力を出し切れたかどうか、チームとして納得できるプレーができたかどうかです。

団体戦は最後の一人になるまで勝負の行方が分からない大接戦。                                     応援にも自然と力が入り、気が付けばみんなで立ち上がって声援を送っていました。

選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。そして引率・指導にあたってくださった顧問の先生、大会運営に尽力してくださった先生方にも心より感謝申し上げます。

                                         校長 大江健規

7月3日(金)

今日は、午後の時間を使って、2年生を対象に救命救急講習を行いました。

吹田市消防局の皆様にご協力いただき、心肺蘇生法やAEDの使い方について学びました。

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講習では、班ごとに訓練用人形を囲みながら、胸骨圧迫やAEDの操作を実際に体験しました。また、「突然、倒れている人を見つけたとき」「食事中に食べ物をのどに詰まらせたとき」など、現実に起こり得る場面を想定しながら、一人ではなく周囲の人と協力して人命救助にあたる流れを学びました。

命に関わる緊急事態は、いつ、どこで起こるか分かりません。だからこそ、正しい知識や手順を知っておくことはとても大切です。今日の生徒たちは真剣な表情で説明に耳を傾け、一つ一つの動きを確かめながら取り組んでいました。

しかし、実際の現場では、知識があるだけで十分とは言えません。目の前で誰かが倒れていたら、戸惑いや不安から体が動かなくなることも考えられます。大切なのは、そこで勇気をもって一歩を踏み出せるかどうかです。そして、一人ではなく、周囲にいる人たちに助けを求めながら、協力して行動することです。

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今日の講習で学んだ知識と経験が、いざという時に勇気をもって誰かのために行動できる力として、生徒のみなさんの中に、しっかりと備わることを願っています。

お忙しい中、ご来校いただき、丁寧にご指導くださった吹田市消防局の皆様、本当にありがとうございました。

                                        校長 大江健規

7月2日(木)

本日、吹田市教育センターより指導主事お二人にご来校いただき、今年教員としての第一歩を踏み出した先生の授業参観と面談を行っていただきました。

4月から今日まで、授業づくりに全力で向き合いながら、子どもたちとともに歩んできた日々。その様子を見ていただくとともに、これからの成長につながる温かな助言や励ましの言葉をいただきました。

面談では、「着実に前に進んでいますよ」というメッセージとともに、2学期に向けた大切な視点についてもお話しいただきました。

教員になるまで、私たちは長い年月、学ぶ側として授業を受けてきました。そのため、授業づくりを考えるとき、どうしても「自分ならこう教える」という発想から出発しがちです。しかし、その授業観を少しずつ変換していくことが大切です。

「何を教えるか」「どう教えるか」から、「子どもたちは何を学んだのか」「どうすれば子どもたち自身が学び続けられるのか」へ。授業の主役を教師から子どもへと移していく視点です。

教師としての成長に終わりはありません。子どもたちの姿から学び、自らの実践を振り返り、よりよい学びを探究し続ける。その姿勢こそが、教員としての育ちにつながっていきます。

若い先生の挑戦を温かく見守り、支えようとする空気。一人で頑張るのではなく、同僚とともに学び、育っていく。今日の面談は、そんな学校の温かさを改めて感じる時間となりました。

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2学期も、子どもたちとともに学び、育ち続ける先生たちの姿を大切にしながら、学校全体でその歩みを支えていきたいと思います。

指導主事の先生方、本日はありがとうございました。

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6月30日(火)

扉を開けた瞬間、そこはすでに日常の調理室ではありませんでした。静かな緊張と高揚が同居する、まるでパリの名店のような----Le Restaurant Himawariのキッチンが、この日だけ姿を現していたのです。

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立ちのぼる湯気、軽やかに刻まれる包丁の音、交わされる言葉の間合い。そのすべてが一皿へと収束し、空間全体に美しいリズムを生み出していきます。本日の舞台は、ひまわり学級の自立活動、調理実習。主役は、このキッチンを切り盛りする若きシェフたちです。

この店の魅力は、すでに皿の上だけにとどまりません。ひまわり農園での栽培から、収穫、そして一皿へ----その先には「サービスする」というところまで見据えた学びが通底しています。

素材は「仕入れるもの」だけでなく、自分たちが納得のいくものへと「育てる」ことから始まるもの。その哲学が、このレストランのすべてを貫いているのです。

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ひまわり農園で丁寧に育てられたラディッシュを主役に据えた一品、
「ラディッシュの浅漬け 〜ルージュ・ソレイユのマリネ〜」
白い器の余白を活かし、色彩のコントラストを静かに際立たせる盛り付けは見事で、視線すらデザインされているかのようです。シャキッと弾ける歯触り、その後に広がるやわらかな塩味とみずみずしさ。素材を知り尽くしているからこそ生まれる「引き算の美学」。まさに夏の扉を開くにふさわしい、軽やかで品のある前菜でした。

メインは圧巻です。同じく農園で収穫された立派な茄子。その艶やかな紫に寄り添うように、カリカリに焼き上げられた豚肉を忍ばせ、全体をまとめ上げるのは、オイスターソースのコクに砂糖としょうゆ、そしてほのかな酸味を重ねた奥行きある味わい。
「ナス・ファルシ(ポーク)のラケ 〜オイスターのコクを纏うジャポネ・レストラン仕立て〜」
タレをまとわせることで生まれる上品な艶、縦のラインを意識した立体的な構成、メインとして堂々の配置。ひと口ごとに、なすのやわらかさと豚肉の香ばしさが交差し、最後に旨味が静かに広がる----その余韻設計には思わず唸らされます。構成力、火入れ、そして「食べてほしい」という意志が通った、力強い一皿でした。

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そして、ふと浮かんだのです。
「どうして私の好きな味が分かったのか」と。

この説得力は偶然ではありません。栽培の段階から素材と向き合い、仲間と工程を重ね、提供する場面を思い描く。その一連の学びが、この一皿に結実しているのです。

「それ、いいですね」「調味料とってください」「仕上げいきますよ」
キッチンで交わされる言葉の一つひとつが、このレストランの空気をつくり上げていく。役割を果たそうとする責任感と、仲間を支える温かさ。その両方が自然に息づくこの場には、キャリアへとつながる学びの確かな手応えがありました。まるで若きシェフたちの成長を追う物語の中に入り込んだかのような、密度の高い時間です。

ところで----このレストラン、どうやら次なる展開があるとか。秋の収穫に合わせて、カフェ&レストランとしてのオープンを計画しているという噂も耳にしましたが......さて、それは本当なのでしょうか。
謎のまま、秋を迎えることにします。

Le Restaurant Himawariは、
栽培から調理、そして提供へとつながる----物語を生み出すレストランでした。

★★★(OeSelection・three-star)
「また必ず訪れたい。次の一皿に期待せずにはいられない店」。

この自立活動が、これからどのような学びへと広がっていくのか。
キッチンの向こうで、次にどんな一皿が生まれるのか。
その続編を、心から楽しみにしながら、そっと予約の準備を始めました。

                                     校長 大江健規

6月29日(月)
今日は全校集会でした。今日の集合・整列に向かう佐井寺中生は、素晴らしかったです。特に1年生の主体的な行動力には目を見張るものがありました。先輩たちが入場するまでに、しっかりと基準となる列を整えている。すっかり中学生らしくなったその姿とこれからの成長への確かな手応えを感じ、気持ちのよいスタートとなりました。
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昨年度末に実施したアンケートで、多くの佐井寺中生が「卒業までにつけたい力」として挙げていたのは「人と関わる力」でした。今年度に入り、その姿をさまざまな場面で見てきましたが、修学旅行に同行して、あらためてその意味が、より具体的なものとして立ち上がってきました。

今日は、その中でも、修学旅行中のバスレクで行われた「お悩み相談コーナー」について紹介しました。
あの場面は、まさに見事の一言でした。言葉は軽やかで、自然と耳を傾けてしまう。場にいる誰もが、そのやりとりに引き込まれていく――そんな時間でした。
(詳しくは、学校だより7月号をぜひお読みください。)

私からは、佐井寺中のみなさんに、先日の修学旅行に同行したこと、その中で心に残った場面について紹介し、バスレクを運営した3年生にインビューをしました。

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その紹介に続いて、生徒会執行部からエコキャップ運動の表彰がありました。日々の積み重ねが形となり、体育館には大きな拍手が響きます。総合優勝したクラスからは、想像を超える記録も飛び出しました。

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続いて、体育委員からは体育大会のクラスカラーが発表されました。発表のたびに歓声が上がり、会場の熱は一気に高まります。これから始まる活動への期待が、そのまま音になって広がっていました。

生徒会活動も活性化してきており、生徒のみなさんがマイクを握る時間は確実に増えています。                           次はどの委員会が、どんな発信をしてくれるのか。楽しみがまた一つ増えました。

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さらに、部活動の表彰。仲間の努力を讃える拍手は、どこまでもまっすぐで、力強いものでした。

今日の集会を通して、あらためて感じたことがあります。
佐井寺中生は、けっして白けず、自分たちで盛り上がるムードをつくることができる。

修学旅行で見た姿と、今日の体育館で生まれていた空気は、どこか共通したものを持っていました。それは、人を思う気持ちと、それを相手に伝わる形に乗せる力です。

これからも、この佐井寺中で、
「人と関わる力」が、あたたかく育っていくことを楽しみにしています。

                                      校長 大江健規

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