【トピックス】第41回卒業式

3月13日(金)

第41回卒業式は、3年間の道のりの集大成がそのまま形になったような、素晴らしい時間となりました。
ご臨席くださった保護者・地域の皆さまに、心より感謝申し上げます。
当日の様子は、列席者としてその場に立ち会った、特命の「青春ドキュメント記者」に、後日、記事にして届けてもらおうと思っています。お楽しみに。                                                               ここからは、私が卒業生に贈ったメッセージ 式辞の一部を掲載いたします。

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思い返せば、みなさんが3年生として歩み始めた今年度の始業式、私はあえて挑発的な言葉を投げかけました。「昨年度までの活躍は素晴らしい。しかし、まだ私の想定の範囲内だ。」落ち着いて物事に向き合うみなさんに、もう一歩踏み出してほしい、殻を破ってほしいという願いを込めた言葉でした。学年の先生たちも「ここからだぞ」と背中を押していましたね。

その後の一年間、私は行事のたびにみなさんの姿に感心しながらも、ある言葉だけは胸の内にそっとしまっていました。修学旅行での行動力、文化総合発表会で見せた一体感、体育祭での真剣な眼差し、部活動での粘り強さ、そして日々の学びに向かう深い集中。どれも誇らしい姿でしたが、「想定を超えた」と確信できるその瞬間を、私は静かに待っていたのです。

 そして今日、ようやく言えます。

みなさんはこの一年で、私の想定を軽々と超えていきました。揺らがない姿勢で、まっすぐに物事へ向き合いながら、確かな力を積み重ねてきたその歩みに、私は心の底から感嘆しています。

卒業にあたり、どうしても紹介したい曲があります。Mr.Childrenの「彩り」です。私が大学生だった頃から第一線で活躍し続ける、日本を代表するバンドです。

みなさんの日常を見ていると、いつもこの曲のサビの歌詞が浮かびました。誰かを押しのけて前に出るのではなく、困っている仲間がいればそっと手を差し伸べ、行事ではしっかりと役割を果たし、一つひとつの積み重ねを大切にしていくその姿は、数学でいう「微分」のようでした。ほんのわずかな変化の連続が、曲線の形を決めていく。みなさんの学校生活は、まさに"静かな変化"の連続でした。

数学には「積分」という考え方があります。小さな変化を集めると、大きな面積になる。仲間を思う気持ち、穏やかなふるまい、誠実な姿勢。一人ひとりの気持ちの広がりが、この学年の温かな空気をつくり、佐井寺中学校で過ごした3年間という"面積"を形づくってきました。

これからの人生は、まっすぐな直線ではありません。ゆるやかに曲がり、時に揺れながら進む曲線です。その曲線の下には、みなさんの経験や思いが少しずつ広がり、やがて大きな"面積"となって形を成していきます。その広がりこそが、みなさんだけの"彩り"であり、みなさんだけの"人生のグラフ"です。

どうか忘れないでください。自分の小さな行動が、まだ出会っていない誰かの笑顔さえも生み出していくことを。その色は派手ではなくとも、深く、確かに誰かの心に届いていきます。

41期生のみなさん。これから歩む道が、学びと出会いに満ち、しなやかに、そして力強く続いていくことを願っています。 

今夜にでも「彩り」ぜひ聴いてみてくださいね。   卒業、おめでとう!! 

                                      校長 大江健規

【トピックス】時間が重なり合う三月の佐井寺中

3月12日(木)

夕刻、静かな体育館で卒業式の会場準備が進んでいます。 校務員さんが立て看板を運んでいます。事務職員さんが祝電を掲示しています。教頭先生が式次第の最終確認をしています。空間にはたしかな緊張と温かさが満ちていきます。整っていく会場を眺めていると、まるで一年間の時間が、この体育館に向かって次々と流れ込んでくるようです。

思い返すのは、今日の3年生の姿。教室では、掲示物が静かに外され、荷物も少しずつまとまり、教室をきれいに掃除する3年生。三年間の歩みが"旅立ちの形"へと変わり始めていました。寂しさではなく、完成した作品が静かに額縁から抜け出すような、そんな凛とした気配でした。                                        一方で廊下には、在校生と先生たちが書いた桜のメッセージが今年も満開です。花びらに込められた言葉が並ぶと、そこには小さな春が息づき、三年生の歩みをそっと包み込んでいます。

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その時間の流れが今日、体育館で交錯しました。卒業式予行。当日参列できない1・2年生が、3年生の「卒業のうた」を聴くために体育館へ集まりました。私の目の前で、今年度を共に過ごした"佐井寺中キャスト"が揃っていく光景は感慨深いものがあります。歌声が響いた瞬間、体育館全体が息をひそめ、積み上げてきた時間が音になって空気を震わせました。そして、退場の場面。1・2年生の花道が拍手で満ちていきました。その音は別れの拍手ではなく、未来へ送り出すリズムでした。明日は、この花道を保護者のみなさまがつくってくださいます。今日とはまた違うあたたかさが、この会場に広がるのことでしょう。準備が進む体育館を見ていると、明日のその景色が目の前に浮かぶようです。

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未来の気配も、やってきました。3月10日(火)に、東佐井寺小学校の4年生が、博物館への来客を呼びかけるポスターをつくって届けてくれました。「校長先生、校門に貼ってください!」と元気よく差し出されたポスターは、驚くほどスタイリッシュで、内容にも自然と興味が湧く出来映えでしだ。そして何より、届けてくれた子どもたちが本当に明るく、まっすぐで、かわいらしい!2年後、この体育館に座るのは彼らだと思うと期待に胸が膨らみます。3年生が旅立ちの準備を進め、未来の担い手が校門までやってきた今週、まるで校舎全体が物語のページをめくったようでした。校門横の掲示板ですので是非ご覧ください。

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いまの学びも、生き生きと校内に広がっています。1年生の校外学習レポート、そして理科レポートには、成長の軌跡が詰まっています。2年生の校外学習フォトコンテストには、仲間と見た景色やふとした瞬間の表情が切り取られ、彼らの"いま"が写真に息づいています。こうして積み重ねられた時間が、卒業式前日の学校という場所には静かに満ちています。

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体育館の準備が整っていく音を聞きながら、私は思います。                                                                      過去の熟成、現在の躍動、未来の気配。それらがやわらかく重なり合うのが、佐井寺中の三月なのだと。                       明日、3年生がこの花道を歩いていく。凛とした姿で、晴れやかな表情で。                                   その瞬間をしっかりと見届けようと思います。                  校長 大江健規

2月13日(金)

インフルエンザ流行による学年閉鎖の影響で延期となっていた2年生の校外学習ですが、この日、ようやく実施することができました。前日、帰路につく2年生のみなさんからは、「明日こそは」という気合いが伝わってきて、その表情には楽しみと少しのドキドキがきれいに混ざり合っていたように感じました。

今回の校外学習は大阪市内でのフィールドワークです。あえて「フィールドワーク」という言葉を選んだのは、地図アプリで立てた計画と実際の人の流れ、時刻表通りに進めたい気持ちと混雑の現実、紙の上の"最短ルート"と現地での"いま一番いい判断"など、頭の中の考えを自分の足で確かめる学びにしてほしかったからです。街や交通、公共の場所に実際にふれながら、様子をよく観察して、立てた予想(仮説)が合っているか試し、班の仲間と話し合って判断する――こうした流れを行き来しながら力を伸ばしていくことが大切です。出発前に計画を練り、現地では見取りを働かせ、必要に応じて作戦を練り直し、最後は「次はもっとこうできる」という振り返りにつなげる。この一連の流れそのものが探究的な学びであり、今回の校外学習の意味でもあります。

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教室で身につけた"正解"が、駅のホームやバス停の列で出題をし直してくる。そのとき、どんな行動ができたのか――2年生のみなさんが現場で力を発揮しようとした姿が想像されます。計画を立て、マナーを守って行動し、予定外のことには落ち着いて向き合い、最後に自分たちの行動を振り返る。こうした経験によって、学校での学びを社会の場面でも使えるようになり、情報を集める力・話し合う力・決める力を伸ばすことができます。公共の場でのふるまいは思いやりを形にすること、予想外への対応は頭の切り替えの練習、先生がそばにいない時間は自分で考えて動けるかを確かめる時間――この「考える→やってみる→見直す」を重ねることこそが、フィールドワークの大事なポイントです。

各クラスの班が、自分たちの興味に基づいてオリジナルのコースを作るところから勝負が始まりました。「このルート、本当に行けるのかな...?」と目を輝かせる班もあれば、「なんとかなるっしょ」と妙な自信をのぞかせる班もあったと聞き、すでに社会に踏み出す一歩が始まっていたんだなあと感じます。

チェックポイントの天王寺動物園をめざして電車に揺られ、乗り換えで慌ただしく動き、あるいは「こっちや!」と言いながら迷う場面もきっとあったでしょう。そうした姿を想像すると、まだ幼い部分と頼もしさが同居している2年生らしさが目に浮かび、思わず微笑んでしまいます。

学校という守られた空間とは違い、社会はときに予告なしに"イレギュラー"を差し込んできます。だからこそ今回の校外学習では、予想外の出来事にどう向き合うか、公共の場でどう行動するか、そして「先生がいない=何をしてもいい」では決してないということ。この三つを特に大切にしようという意図が、しおりの中にも込められていました。良かった点とあわせて課題も自覚し、修学旅行へ向けてどう改善していくか――このプロセスこそが今回の学びの核心です。

解散のとき、ホッとした表情と達成感の混ざった2年生の姿が目に浮かびます。今日の経験を通して、きっとまた一歩大人に近づいたのだと思うと、胸がじんと温かくなります。2年生のみなさん、そして先生方、本当にお疲れ様でした。今回の経験が、これからの学校生活、そして社会で生きる力につながっていくことを願っています。

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なお、今年はフォトコンテストもあるとのことですので、ブログでの画像紹介は最小限にしておきますね。

                                        校長 大江健規

1月29日(木)

1年生が、今年度の大きな学びの場として神戸・三宮での班別研修に出かけました。

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先生方は、校外学習の行き先を考えるにあたり、阪神・淡路大震災という災害をリアルに感じられる場所をあえて選ばれました。地域のみなさまのご協力のもと取り組んだ防災学習とつながる、深い意味をもった選択です。

それだけでなく、公共の場でのルールやマナー、役割分担や責任・協力の姿勢、そして異文化への理解を、机上ではなく "実際の街の中で" 身につけてほしいという願いが込められており、「遠足」ではなく「研修」と名付けているのも、まさにそのためです。

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ただ、計画段階で立てた時間や地図だけでは見えてこない学びが、この一日にはたくさんありました。実際に歩いてみると坂道の傾斜や道幅の細さを感じたり、思ったより人が多くて列が乱れそうになったり、海から吹く風が冷たかったり、南京町に漂う食べ物の香りに気を取られたりと、現地に身を置いて初めてわかる  "リアル" が次々と押し寄せます。地図の上ではわずかな距離に見えても、班のペースで歩くと想像以上に時間がかかることもあり、逆に「あれ?もう着いた?」という意外な近さもあります。

こうした気候や景色、におい、音、雰囲気といった五感からの情報は、計画書には書き込むことができないたぐいの学びであり、まさに研修でしか得られない経験でした。

班ごとに組まれた行程には、神戸市役所、南京町、東遊園地、生田神社、北野異人館街、三宮駅周辺などが選ばれ、神戸らしい景色や文化に触れながら、多様性や街の歴史を肌で感じ取る姿が印象的でした。軽食のためのお店選びも、時間に合わせて動くのも、すべて自分たちの判断。「もう少し急ごう!」「ここで写真撮ろうよ」という声が飛び交い、研修の真剣さと同時に、自然と笑顔がこぼれる柔らかな場面もたくさんありました。

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スローガン「まなぶ」のとおり、どの班も一日を通して学び続ける姿勢を崩さず、全員が無事に南千里駅に帰着しました。この無事の帰着こそ、一人ひとりが仲間と協力し、責任をもって行動した成果にほかなりません。

今回の班別研修は終わりではなく、これからの学校生活を豊かにしていく学びの始まりです。自分たちで考え、計画し、行動する楽しさや、現地で得た五感の気づきを通して広がった視野、仲間とともに挑戦する価値を胸に、1年生のみなさんがさらに成長してくれることを期待しています。よくがんばりました。

                                         校長 大江健規

【トピックス】ipad使い方研修

2月18日(水)

今日は、市教育センターのiPad研究グループに所属するの先生が、本校の教員向けに「ipad使い方研修」をしてくれました。基本的な疑問にその場でサクッと答えてくれるありがたい時間でした。

生徒のみなさんは、「使い方」なんてあっさり乗りこなしてしまうようなのですが、私といえば相変わらず "用語が分からないおじさん" を全力で発揮し、「このボタン押したらデータがどこかへ旅に出ない?」と心配し続ける始末......

しかし実際に触りながら学ぶうちに、ポスターづくりもスライドづくりも、感覚的な操作で、軽く作れてしまうことが判明しました。あとはとにかく使って覚えるのみ!

頭は相変わらず固く、横文字は未だに跳ね返されますが、iPadとの距離は今日、ほんの少しだけ縮まりました。研修講師を務めてくださった先生、ありがとうございました。

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                                       校長 大江健規

【トピックス】2年生 癌についての学習

2月18日(水)

今日、2年生は体育館で特別な学びの時間を過ごしました。
大阪大学附属病院の福島先生をお招きし、「がん」についてのお話を伺いました。

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今日、2年生は体育館で特別な学びの時間を過ごしました。
大阪大学附属病院の福島先生をお招きし、「がん」についてのお話を伺いました。

医師の方から直接、科学的なデータをもとにお話を聴ける機会は、なかなか得られません。
食生活のこと、たばこの害のこと、生活習慣と病気の関係、予防の大切さ、そして----もし身近な人ががんになったとき、どのように寄り添うか。
どれも、私たちがこれからの人生を歩むうえで避けて通れないテーマだと感じました。

福島先生は、ときに私たちが思わず「えっ?」と心の中でつぶやくような内容も、静かに淡々と語られました。命の現場で日々向き合っておられる医師だからこそ伝えられる重みが、一つ一つの言葉に宿っていました。専門的な内容も多く含まれていましたが、どれも中学生にも理解できるように噛み砕いて説明してくださいました。

お話の後には、生徒のみなさんからたくさんの質問が寄せられました。
それだけ、福島先生のお話が心に響き、もっと知りたいという気持ちが高まったのだと思います。
生徒のみなさんの真剣なまなざしと積極的な問いかけに、学びの深まりを感じました。

プロフェッショナルとしての実体験に基づいたお話に、体育館の空気はいつもよりも凛としていたように思います。今日の学びは、2年生のみなさんだけでなく、先生方も含め、私たち全員が考えなければならないテーマでした。

「健康は、毎日の生活の積み重ねの上に成り立つ」という当たり前のことに、あらためて気づかされる時間となりました。睡眠、食事、運動。大きなことではなく、毎日の生活の中で自分を大切にする習慣こそが、未来の自分をつくります。

そして、病気を遠ざけるためには 予防だけでなく、定期的な検診を受けること も大切です。
がんは早期に見つけるほど治療がしやすくなります。
自分のためだけではなく、大切な家族にも、検診の大切さを伝えていきたいものです。
自治体には 無料で受けられる検診も多くある ことも、今日の学びの中で印象的でした。

今日の学びは、決して今日だけで終わるものではありません。
生涯にわたり、自分自身や大切な人を守るために役立つ、かけがえのない学びです。

福島先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。

                                     校長 大江健規

2月16日(月)

今日の5限目は、地震を想定した避難訓練を実施しました。
放送を合図に、生徒のみなさんは驚くほど静かに、落ち着いて、そして考えられる限り最短の時間で、                        体育館に全員集合することができました。全体が混乱することなく行動した姿は、日頃の学校生活で育まれてきた判断力と行動力を感じさせるものでした。

さらに今回は、「階段の一部が使用できなくなる」というブラインド訓練 にも取り組みました。                        突然条件が変わる中でも、どの学年も状況を正しく判断し、適切な動きができていました。                            この柔軟性こそ、非常時に必要な大切な力です。

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講評では、生徒指導の先生から、「非常時はいかに"引き算で動けるか"が大切」というお話がありました。
余計な声、余計な動作、余計な判断をしないという "引き算" の行動こそが、混乱を防ぎ、命を守る基盤になるという話でした。また、点呼の際に名前と顔が一致するために名札をつけることの重要性にも触れられました。日常の小さな習慣が、安全をつくる一歩になっています。
留意点の確認はありましたが、生徒指導主事の先生からの講評は、生徒のみなさんの行動を                        高く評価する内容でした。

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後半は、生徒会執行部が司会をして、全校集会となりました。                                       私からは、東日本大震災の際に避難所となった中学校の元校長先生から伺ったお話を紹介しました。                                     震災の「支え合い」「美談」が多く語られがちですが、避難所は「生き残るために集まる場所であり、決して快適な場所ではない」という厳しい現実があります。

責任者であった校長先生には、「なんとかしろ」「責任者だろ」という辛い言葉が投げかけられたこともあったそうです。極限状態では、人の心は追い詰められ、荒れてしまうことがあるのです。

避難所の深刻さは、 トイレの状況が象徴しているということも聞きました。
水も流れず、紙もない。排泄物が残され、衛生環境が悪化していく光景は、想像を絶するものだったそうです。「掃除しろ、責任者だろ」と言われ、教職員が清掃をしても、すぐにまた汚れてしまう。                       終わりの見えない悪循環の中で、一番力になってくれたのが、中学生と高校生の青年たちだったという話が印象的でした。若い世代が前向きに役割を担い、避難所を支える大きな力になったのです。

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もし本校が避難所となったら、みなさんはどう動くでしょうか。
どのように周囲を支えることができるでしょうか。

防災の学びで大切なのは、「起こりうる状況を想像すること」 です。
避難所は、誰かが整えてくれる場所ではなく、自分たちが"つくり上げる場所"でもある
という意識が必要です。

今日の落ち着いた避難行動を見て、みなさんならきっと、避難所で力を発揮できると感じました。                    それこそが、"生き抜くための人間性"だと思います。

集会では、最後に 部活動の表彰 を行いました。
舞台には表彰状、カップ、トロフィーが並び、各部の日頃の努力が輝いていました。                           よくがんばりました。おめでとうございます。

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                                       校長 大江健規

2月13日(金)

今日は、2年生が校外学習に出かけているため、校舎はいつもより少し静かでした。

何か呼ばれているような気がして、吸い寄せられるように校舎を歩いてみることにしました。

1年生のフロアを歩いていると、どの教室にも iPad を囲む輪ができていました。
のぞいてみると、班ごとに何やら調べものの真っ最中。
テーマは――「デンマーク」。

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なぜデンマーク?
その理由は、どうやら今日は明かされないようです。
この先にどんな学びの展開が待っているのでしょうか。
すでに発表の順番を決めているクラスもありました。
班ごとのやりとりに、学びの熱がしっかり立ち上がっていました。

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それにしても、iPad の使いこなしはお見事。
レイアウトの工夫、色づかい、まとめ方...どれも個性が光っていて、
とても中学1年生とは思えない完成度です。                                                      若さというのは、本当に "吸収力" そのものですね。
先生方も一緒になって学びの輪に入り、教室は柔らかな熱に包まれていました。

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3年生のフロアへ足を運ぶと、今度は一転してしっとりした空気。
3年間取り組んできたスピーチコンテストの最終章が展開されていました。
卒業式まで、あと1か月。
この時期の3年生には、言葉にできない感傷が漂います。

教室にはあえて入らず、廊下からそっと空気だけを吸い込みました。
胸の奥が少しだけ、きゅっとなる時間でした。

最近は、気がつけば3年生の顔が見たくなり、朝礼の前も、昼食の時間にも、
つい足が3年生フロアへ向いてしまいます。
まるで磁石のように吸い寄せられているのかもしれません。

校長室前のモニターにも、3年生の活躍を映した写真や動画が流れています。
立ち止まって、声をあげながら鑑賞してくれる姿が、とてもうれしいです。
まだじっくり見ていない人は、ぜひ立ち寄ってみてください。

静かな校舎を歩きながら、1年生が未来へ歩みだす足音と、3年生が旅立ちへ向かう足音が、
どこからか聞こえたような気がしました。
どちらも、今しかない風景です。

                                       校長 大江健規

【トピックス】佐井寺中ブロック 研修会

2月6日(金)

今日は、東佐井寺小学校にて、本校区の先生方が一堂に会し、ブロック研修会を行いました。                               今回お迎えしたのは、福岡女学院大学心理学科の斎藤富由紀先生。東京・大阪・福岡でスクールカウンセラーとして長く現場に寄り添い、現在も各地で専門アドバイザーとして活躍されている方です。

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本日のテーマは、子どもたちが学校生活のなかで抱える"しんどさ"を、どのように理解し、どう寄り添うかということ。子ども一人ひとりの個性や特性、ご家庭との関係、人間関係の小さな揺れ――そうした"見えにくいサイン"をどう見取り、どう支えていくかを、斎藤先生は豊富な経験を交えてわかりやすく示してくださいました。

講義の途中にはペアワークも取り入れられ、互いに意見を交わしながら体感的に学べるひとときとなりました。また、参加者からの質問にも丁寧に応じていただき、幼・小・中それぞれの時期によって、発達の幅や見えづらい部分がどのように違ってくるのかを具体的に教えていただきました。「学年の区切りではなく、"育ち"の過程で見る」という視点が、多くの先生方の心に届いたように思います。明日からすぐにでも現場で生かせるキーワードが随所に散りばめられ、熱心にメモを取る姿が印象的でした。

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学校の段差を越えて校区全体で子どもを支えていく。この視点を共有できることこそ、ブロック研修の最大の価値です。幼・小・中の先生方が、一人ひとりの子どもをめぐる理解や関わり方を、共通の言葉と共通の目線でつないでいくこと――それは、佐井寺中校区の地域力につながると改めて感じました。

                                     校長 大江健規

【トピックス】薬物に関する学び

2月4日(水)

今日は、2年生を対象に薬物使用に関する学習会を実施しました。                                           近年、若い世代を取り巻く環境は大きく変化しており、SNSを通じた誘いなど、以前よりも薬物が身近なリスクとして潜んでいます。生徒たちがこれから中学卒業後の進路や交友範囲を広げていく中で、正しい知識をもたずにいることは大きな危険につながりかねません。                                              こうした背景から、今この時期に学ぶことは非常に重要です。

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学習会では、薬剤師の先生をお招きし、体育館にて全体でお話を伺いました。                                              不法薬物や危険薬物、さらには近年問題となっているオーバードーズについて、基礎的な知識から丁寧に学ぶことができました。また、危険な薬物を摂取した際に心身へどのような影響が及ぶのかについて、具体的な事例を交えながら教えていただきました。加えて、薬物がどのような場面で、どのような形で近づいてくることがあるのか、そして誘われた際にどのように断り、どのように自分を守るのかという実践的な内容も学びました。

学校という守られた環境から一歩外に出れば、さまざまな危険が潜んでいます。正しい知識をもち、冷静に判断できる力を身につけることは、自分の人生と健康を守るうえで欠かすことができません。今日の学びが、生徒のみなさんの未来を支える確かな土台となることを願っています。

                                       校長 大江健規

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