1月22日(木)

日本中を寒波が覆った今朝。
校舎内でも、3年生の教室へ向かう廊下は、吐く息が白く伸び、冬の厳しさをまとっていました。
日中になっても気温はほとんど上がらず、校舎全体が静かに冷えた空気を抱えたままの一日でした。

そんな凍える朝に迎えた、3年生最後の定期テスト「学年末テスト」。
誰もいない廊下では、冷たさと静けさが混ざり合った独特の空気が身体に触れます。
普段なら誰かの声や足音が軽やかに響くはずの場所なのに・・・・                                           今日は、校舎そのものが息をひそめているようでした。

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教室の扉越しに見えるのは、机に向かい、背すじを伸ばした三年生たち。
外の寒さとは裏腹に、彼らのまなざしには確かに熱が宿っています。
"最後のテスト"という言葉の重みを、誰よりも自分自身が知っているのだと思います。

しんと冷えた廊下に立っていると、その沈黙がただの静けさではないことに気づきます。
三年間の積み重ねが、今、ひとつの形になろうとしている瞬間。
校舎の温度は低くても、彼らの姿だけは、揺らぐことなく前へ進んでいました。

----静かな冬の朝。
廊下越しに見えたその姿は、いつのまにかこんなにも頼もしくなっていた。
積み重ねてきた日々が、静かに実を結び始めている。がんばれ、三年生。

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三年生が最後のテストを終え、校舎が静けさを取り戻した放課後。
私たち教職員は、命を守るための大切な研修に臨みました。

本校の養護教諭に加え、小学校からも指導養護教諭の先生が来てくださり、
AED講習を実施しました。

胸骨圧迫の手の位置、リズム、声かけ...。 そのどれもが「いざ」というときに、誰かの未来をつなぐ行為になる。 協力者を探して、迷わず動けるように。

どの先生も真剣そのもの、充実した実習でした。

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                                       校長 大江健規

【トピックス】視聴覚行事 ~異文化は鏡~

1月19日(月)

今日の午後、全学年が体育館に集まり、チベット出身の声楽家バイマー・ヤンジンさんをお招きして視聴覚行事を行いました。地域や保護者の皆さまにもご参加いただき、温かな雰囲気の中で始まった会は、始まりから終わりまで私たちを魅了し続けました。

ヤンジンさんが体育館の入口から姿を見せた瞬間、鮮やかな緑を基調とした民族衣装が光をまとい、ふわりと揺れるたびに会場全体がどよめきに包まれ、佐井寺中の空気が一気に華やぎました。                         そこからの90分は、本当にあっという間でした。 

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語り口のあたたかさ、独特の"間"から生まれるユーモア、そして胸に響く歌声と経験談が、生徒のみなさんの心へすっと入り込んでいきました。「異文化は鏡のようなもの。相手を知ることで自分のことも見えてくる」という言葉が象徴するように、初めて触れる文化の "違い" を通して、自分たちの暮らしや大切にしているものが見えてくるという深い学びを、生徒のみなさんは自然に受け取っていたようです。                                

ヤンジンさんが大学時代のつらい経験を語られた場面では、体育館が静かな緊張感に包まれましたが、「でもね、『チベットは素晴らしいところですね』と言ってくれた人がいたんですよ」という言葉で空気がふっと和らぎ、生徒のみなさんの表情にも安堵が広がりました。                                                       誰かのひとことが、人を強くし、救い、幸せを運んでくれる----そのことを涙と笑顔を交えながら伝えてくださった姿が、深く印象に残っています。 

また、チベットの子どもたちのために学校を建設し続けてこられたお話では、生徒のみなさんは一気に真剣なまなざしに変わり、「学べるって当たり前じゃないんだ」という思いが静かに浸透していくのがわかりました。日常の授業とは違うけれど、どこかで確かに日常とつながっている----そんな豊かな学びの時間になったのだと思います。

さらに、日本での生活や家族との日々についてのお話は、生徒のみなさんにとって身近で温かく、ほのぼのとした時間でもありました。「最後はね、やっぱり感謝に戻るんですよ」と語られたときには、会場にやわらかな空気が流れ、こちらも胸が熱くなりながらも、どこか安心感に包まれていくのを感じました。

そして、私たちが何より驚いたのは、ヤンジンさんが 実は、吹田市、しかも本校のすぐ近くを拠点に活動されているという事実でした。「世界のすごい人がこんな近くにいたなんて!」という反応はとても微笑ましく、違う文化の人を "遠い世界" としてではなく、"身近な存在" として感じることができた貴重な瞬間でもありました。

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講話後、控室でいただいた色紙には、「ひとつひとつの出会いが世界をやさしく美しく広げますように」と記されていました。今日の行事がまさにその言葉の通り、"出会い" の連続であったことを思い返すと、佐井寺中のみなさんの世界が、やさしく、そして美しく広がったと確信できます。                                    人との出会いにとどまらず、異文化との出会い、誰かの経験との出会い、想いとの出会い----それらすべてを味わえた素晴らしい行事となりました。

バイマー・ヤンジンさん、本当にありがとうございました。                                      まだまだお話や歌声に触れていたくなる、そんな豊かで幸せな時間でした。      

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                                         校長 大江健規

1月17日(土)

土曜日。世の中的には "お休み" のはずですが、佐井寺中生は今日も静かに熱い。

吹田市中学生主張大会。本校代表として登壇したのは、生徒会執行部の副会長です。                               災害の話題から始まり、そこに生徒会役員としての決意をまっすぐにつなぎ、最後は堂々とマニフェストを開示。若さと責任がステージで両立すると、こんなにも清々しいのかと、客席で思わず背筋が伸びました。声は明瞭、表情は迷いなし。言葉には、その人の顔が映ります。                                                 今日の副会長の主張は、まさに "顔の見える言葉"。 信念と覚悟が、音になって会場に響きました。

校内では、2・3年生において、スピーキングコンテストも時折行われています。"言葉の筋力"を鍛える取組です。ステージの上でも、教室の中でも、佐井寺中生は「自分の言葉」で世界と握手する練習を積んでいます。そんな土壌があるからこそ、言葉がちゃんと自分の足で歩き出すのだと思います。                                        他校の発表も素晴らしく、「中学生って、もうこんなに社会を見ているのか」と感心する場面が何度もありました。教育委員をはじめ来賓も多く、会場全体が若い思考の熱でほんのりあたたかくなっていました。未来は、どうやら明るい。根拠のある明るさです。

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主張大会の余韻を胸に、そのままメイシアターへ。
中学校教育美術展では、 "造形の主張" が響いていました。                                           佐井寺中の作品はどれも、ユーモアと独創性がしっかり手を組み、色彩のコントラストが視線を釘づけにします。授業参観で垣間見た未完成だった「土偶たち」や「謎の生物」、「浮世絵自画像」、「ピクトグラム」も、こうして完成形が並ぶと、明るく輝くものばかりで、見ていて気持ちのいい仕上がりになっていました。                              担当の先生の課題設定の巧みさも、作品の完成度をぐっと押し上げています。目に飛び込むインパクトで笑顔にさせ、気づけば「これは何を言いたいのだろう」と考え始めてしまう。作品がこちらに話しかけてくる瞬間が、何度もありました。ここにも明確な "主張" があります。

言葉で語る主張大会、造形で語る美術展。
表現の方法は違っても、そこには「自分のことばで、自分のかたちで」という力強さがありました。

一日の終わりに思うのは、主張とは"誰かを打ち負かす"ためのものではなく、"自分の立つ場所を明るくする"ための灯りなのだということ。                                                   佐井寺中生は、言葉でも、立ち姿でも、色でも、線でも、形でも、しっかり灯りをともしていました。

佐井寺中生の主張は、濃い! 夕飯は、〇郎系ラーメンが食べたくなっている自分がいます!                                来週の出勤が、また少し楽しみになる。
そんな土曜日でした。

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                                        校長 大江健規

1月16日(金)

今日は、盛りだくさんでした。

時系列は少し前後しますが、「防災」と「授業づくり」。
この二つの学びが、一本の線でゆるやかにつながった――そんな一日だったように思います。

5時限目は、1年生が体育館に集まり「防災学習」を実施しました。                                 体育館には頼もしいゲストティーチャーが大勢待ち構えてくれていました。地域教育協議会の皆さま、そして吹田市役所危機管理室の職員の方がお越しくださり、授業を支えてくださいました。

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この日の防災学習では、まず地域で作成された防災動画を視聴し、実際の災害を想像しながら危機への備えを学びました。続いて、新聞紙を使ったスリッパづくりに挑戦。これが意外にも足にしっくりとフィットし、生徒たちは「身のまわりのものが、工夫次第で身体を守る道具になる」という実感を持てたようです。

その後は、防災グッズの使用体験へ。簡易トイレやパーティションの使い方を地域の方々に教わりながら、実際に触れることで、避難生活の「現実」を肌で感じ取っていました。最後には、地域の方のお話と、生徒代表の挨拶。体育館には、温かさと緊張感が同居するような、独特の空気が流れていました。

「昼間は地域の大人が少ない」――そんな現実があります。だからこそ、中学生は"避難する人"であると同時に、"避難所を支える人"にもなり得る存在です。避難訓練で最優先すべきなのは命を守ること。しかし、その先には避難所の運営という大きなタスクが控えています。本校も避難所として機能する可能性があります。今回の学びは、そのところまでを自分ごととして想定する力を育む、極めて意義深い時間でした。

そして何より、生徒のみなさんの姿勢が素晴らしかった。体験の場面では笑顔も見られましたが、ふざけることはなく、どの活動にもまっすぐ。「他人ごとにしない。自分ごとにする。」そのスイッチが、確かに入ったと感じました。

今回の学びを支えてくださった地域の皆さま、そして吹田市役所危機管理室の皆さまに、心より感謝申し上げます。こうした学びを地域とともにつくっていくことこそ、本校の「目指す学校像」の一つです。

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午後は、授業づくりの現在地を確かめる時間でもありました。
昨年度から本校に継続して多くの助言をくださっている大和大学の舟橋秀晃先生にお越しいただき、全学年の授業を参観していただきました。その後の校内研修では、全国学力・学習状況調査の分析を起点に、佐井寺中生の実態から出発する授業設計について、具体例を交えながら丁寧に学び直しました。体験・経験の重み、オーセンティックな課題の意味、単元を見通すカリキュラム・マネジメント――どれも耳なじみのある言葉でありながら、今日の示唆は「やり方」ではなく「向き合い方」にまで踏み込んでいたと思います。人の認知のクセや、文脈の中で具体を捉えることの大切さ(ウェイソンの四枚カードの話は象徴的でした)を通して、私たちは改めて、"説明する授業"から"働きかけの設計"へと視点を切り替える必要性を確認しました。

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ここからが本題です。
今日の講演を「良い話だった」で終わらせたくありません。残りの三学期、そして次年度へ――さらに言えば、教員としての自分の育ちのために、授業づくりを"自分の仕事"として、文字通り"自分ごと"にしてほしいのです。子どもたちの学びを支える者として、教室という日常に、意図と設計を通して「できる」「わかる」「つながる」を生み出す責任と喜びがあります。今日の学びをノートに記録するだけでなく、明日の板書、次の課題設定、問いの投げ方、評価の一言にまで落とし込んでいく。そうして初めて、研修は研修でなくなり、仕事の中身へと変わります。

防災学習が「避難はゴールではなく、そこから次を想像すること」を教えてくれたように、授業づくりもまた「伝えたら終わり」ではありません。伝わるように設計し、動くように支え、振り返って次へ生かす――授業は日常にあるからこそ、そこでこそ修養ができます。今日の示唆を、次の一時間で試し、その次の一時間で磨き、プロの流儀として育てていく。私は、佐井寺中の先生方なら必ずできると信じています。

舟橋先生、昨年度からの継続したご指導・ご助言に心より感謝申し上げます。
そして先生方へ――子どもたちの学びと育ちを支える授業づくりを、今以上に"自分ごと"として捉えていきましょう。                                                                    私たちの一歩は、子どもたちの千歩になります。

                                         校長 大江健規

1月14日(水)

今日の校内に静かな熱気が満ちていました。
1・2年生は大阪府チャレンジテストを受験しました。
このテストは、みんなの学力をしっかり把握し、これからの学びに生かすためのもの。
そして、自分の今の力を正しく知ることで、次の目標を描き、もっと伸びようという気持ちを高めるための挑戦です。
未来への扉を開く一歩に、佐井寺中生は、真剣な眼差しでした。
よく頑張りました。胸を張ってください。

そして3年生は、中学校生活で最後の実力テストに挑みました。
「これで終わり」という言葉に、少しの寂しさと大きな期待が入り混じる時間。
答案用紙に刻んだ努力は、きっと春へと続く道しるべになるでしょう。

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私も、新しい取組に挑戦しています。校長室前、書道部3年生から寄贈された「新春の書」の横に                        モニターを設置しました。現在、佐井寺中キャストの活躍を試験上映中です。
ICTサポーターさんの力を借りして、始業式と体育大会の画像を流すことができるようになりました。
「この写真はやめてくれー」という声が聞こえてきそうですが、あくまで試行段階。
長く投影するものではありませんので、なにとぞご理解ください。
今後上映内容を整えて、来週から本格稼働する予定です。

今日、偶然お越しになった市教委の指導主事から、
「これいいですね」「みんなかっこいいですね」「ビジュいいね」
と、うれしい言葉をいただきました。
佐井寺中生の輝きを、もっと届けたい。
そんな思いが、さらに強くなりました。

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モニターを設置するにあたり、校務員さんが、災害時の対応も考えながら、机とモニターをしっかり固定してくださいました。佐井寺中のみなさんの安全安心を守るための配慮、ありがとうございます。
校長室前を通るときは、少し注意してくださいね。立ち止まって見てくれたら、うれしいです。
よければ、感想や「こんな写真が見たい!」というリクエストもお寄せください。

これからの楽しみとしては、みなさん、iPadを手にしていますので、
佐井寺中のみなさんから画像を募集する――そんなアイデアも浮かんでいます。
実は、生徒会執行部は、すでに目をつけてくれています。
「挑む佐井寺中」を、みんなでつくっていきましょう。

挑戦する姿は、美しい。
今日の頑張りに拍手を送りながら、また次の挑戦を楽しみにしています。

                                        校長 大江健規

1月8日(木)

新年あけましておめでとうございます。
令和7年の幕開け、佐井寺中学校の始業式を本日、無事に行うことができました。みなさんが自分の時間を落ち着いて過ごしてくれたのだろうと想像し、まずは胸をなでおろしています。

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以前からお伝えしていたかと思いますが、私の趣味のひとつは落語鑑賞です。                                     年始は"初笑い"ということで、落語会が多く開催され、どの会に行こうか考える時間が、私にとって最高の贅沢です。
さて、正月といえば必ずどこかで演じられる演目があります。江戸落語の名作人情噺「芝浜」です。                            今日は、パワーポイントでイラストを示しながら、紙芝居形式でそのあらすじを紹介しました。                         行商の魚屋・勝五郎と、しっかり者の妻・おたつさん。財布を拾ったことから始まる騒動、三年後の大晦日に明かされる真実、そして勝五郎のキメの一言――「やっぱりよそう。また夢になるといけない。」                          江戸の情景や人情が心に染みる、私の大好きな落語です。                                        (あらすじは学校だより1月号をご参照ください)

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この噺を通して、私が考えたのは「嘘をついてはいけない」という言葉です。私は、この言葉を疑うことはありません。社会の信頼は、この土台の上に成り立っていると強く思っています。
ただ、「芝浜」を聴くと、私は少し心が揺さぶられるのです。おたつさんの嘘は、勝五郎を守り、立ち直らせるためのものでした。私は「こういう場合はどうなのだろう?」と自分に問いなおします。
簡単に結論は出ません。こういう問いに出会ったときこそ、深く考えるチャンスだと思っています。                          すぐに「正解」を求めるのではなく、「なぜそう思うのか」「他の見方はないか」を探る。                             その姿勢が、学びを強く、豊かなものにすると、私は考えています。

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令和7年度、私がみなさんに時折投げかけているキーワード。『深く考える』
自分のフィルターを通すこと。自分の経験・価値観というフィルターを通して、仲間と対話しながら、多角的・多面的に考えを深めていく。                                                  分かったつもりから一歩踏み出し、「自分自身を揺さぶってみる」                                        心がけて欲しい大切な姿勢だと、私は思います。

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生徒指導主事の先生からは、「何か一つ決めて挑戦する」という話がありました。
挑戦してみる、見つめ直して、また挑戦する。このサイクルを生徒指導主事の先生は「成長サイクル」と呼んでおられました。歯車は、最初の一押しで回り始めます。はじめの一歩は小さくて構いません。その小さな挑戦が、見つめ直しの材料になり、次の挑戦に火をつけます。すなわち "燃料" になるのです。                       燃料がないと、成長のエンジンは回りません。今年は、みんなでエンジン音を響かせていきましょう。

最後は、冬休み中の部活動等の表彰でした。

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今日は落語「芝浜」について、かいつまんでお話させていただきましたが、この噺、年始に見ると、途中にたくさんの「初笑い」が生まれるんです。名人の動画が、web上にたくさんありますので、是非、鑑賞してみてください。                                                         

今年が笑顔と挑戦に満ちた一年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。                    校長 大江健規

【トピックス】2学期終業式 ~心のプレゼント~

12月24日(水)

今日は大掃除と終業式。

...と書くと普通ですが、今年度の2学期終業式は、ちょっと趣向を凝らしました。

毎回、集会で感心するのですが、佐井寺中のみなさんは始業のチャイムが鳴る前に、きちんと整列して待ってくれます。最近では、余裕すら感じる自主的な姿勢。本当にすばらしい!

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式の幕開けは、生徒指導主事の先生の熱い講話からです。これが一つ目の"心のプレゼント"でした。
生徒指導主事の先生が今年の漢字に選んだのは「生」。その理由を語りながら、「なぜ生きるのか」「生きるということ」――深いテーマで、生徒のみなさんに問いかけながら話が進みます。
京セラ創業者・稲盛和夫さんの著書『心。』から「利他の心――他者のために尽くすこと」を引用し、その心こそ自分を磨く道、さらには「生きるとは、心のあり方を選び続けること。そして、その選択が未来をつくる」という印象的なメッセージが心に残りました。
そして、生徒指導主事の先生からの、「みなさんに先ほど生きる意味について問いかけましたが、"人を傷つけること" は、そこにありましたか?」という最後の問いかけが胸に響きました。

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その後は、部活動やコンクールの表彰ラッシュ。優勝をはじめ、たくさんの成果が並びます。中には川柳の表彰も。私も全校集会で川柳を扱いましたので、うれしい瞬間でした。

そして、二つ目の"心のプレゼント"は私から。                                                   今日はクリスマスイブ。佐井寺中のみなさんに何か贈りたいと考え、2学期を振り返る映像を用意し、みんなで一緒に2学期を振り返ることにしました。
文化総合発表会、体育大会、授業、選挙...。体育館を暗くしたので表情までは分からなかったのですが、スクリーンに映し出される懐かしいシーンに、みなさんの笑顔が広がっていたと信じています。終了と同時に拍手が起きて、ほっとしました。うれしかったです。

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こうして2学期を振り返ると、佐井寺中のみなさんが、よく学び、よく育ってきたことを感じます。まさに「学び・育ち合う学校」の姿です。

3年生のみなさん、これから迎える大切な時期。月並みですが、この言葉しかありません。                                          「がんばれ!3年生!」
そして、佐井寺中キャストのみなさんへ。どうかよいお年をお迎えください。新しい年も、笑顔と感謝を胸に、また一緒に学び、育ちましょう。1月、元気なみなさんと始業式で再会できることを楽しみにしています。

最後に、佐井寺中に関わるすべての方々へ、心からの感謝を。ご理解とご協力、本当にありがとうございました。

                                         校長 大江健規

【トピックス】1年生社会授業参観 ~ジレンマ~

12月22日(月)

今日、1年生社会、地理の授業を参観しました。担当の先生は、いつも素晴らしい授業運びで、私たちを世界の旅へいざなってくれます。中堅の先生らしい安定感。授業運びはテンポよく、どっぷり地理の世界に浸れる迫力ある雰囲気づくり。生徒との距離も近く、教室は活気に満ちていました。                                                                  私は今日も旅をしてきました。パスポートも飛行機もなしで。行き先は南米。                       
メインテーマは「南米における開発と環境」                                                              黒板に映し出された地図を見ながら、私は思いました。                                        「アマゾンの森を空から眺めると、そこにはジレンマが広がっている」と。

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授業は、まるでドキュメンタリー番組のような臨場感。
「発展の裏に課題あり」――先生の言葉が、ニュースの見出しのように響きます。                               モノカルチャー経済からの発展、その光と影を生徒たちは追いかけます。
なぜそうなったのか?どうすればいいのか?                                                  問いは次々と投げかけられ、教室の空気が少しずつ熱を帯びていきます。

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グループ学習のなかでは、農家、政治家、環境保全に携わる人などなど、..生徒たちはそれぞれの立場に立って議論を展開します。
ただ、欲を言えば――立場を設定することで、議論が「対立の図式」になってしまいがちなので、注意しなければなりません。もっとオープンに「どうしたらいいだろう?」と問いを共有し、ジレンマに協働して挑む形も面白かったかもしれません。
グループワークの本質は、意見を聴き合い、対話を重ねる中で「解決の糸口」を見つけること。                        南米の問題を通して、私たち自身の暮らしや社会に目を向けるきっかけになる。                      今日の授業は、その入口になったと感じました。

教室を出るとき、ふと思いました。
「教室で見た航空写真。その一枚が、未来を考える扉になるのかもしれない」と。

そして、私たちの日常にも、大小さまざまなジレンマがあります。                                      環境と経済、便利さと持続可能性、個人と社会...。                                            今日の授業は、そんな問いを生徒のみなさんに、そっと手渡す時間でした。

                                      校長 大江健規

12月17日(水)

今日は、1年生英語の授業を参観しました。教室に入った瞬間、まず感じたのは、『あ、これはいい湯加減だ』という安心感のある空気。授業運営に長けた先生ならではの安定感です。                              先生の立ち姿から、授業の流れが見える――その予感は裏切られませんでした。
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授業はデジタル教科書を巧みに活用しながら、読む・聞く・書くがバランスよく配分されていました。課題の展開はリズムよく、息をつく暇もないほど。ペアワークも何度も登場し、教室のあちこちで「こそこそ対話」が生まれます。与えられた時間ではなく、内側からの対話。これぞ対話的な学びの真髄です。生徒のみなさんどうしの心の距離も近いのがとても印象的でした。

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担当の先生は、どんな反応があっても柔軟に対応。まるで英語のジェットコースターを安全に操るパイロットのようです。授業は駆け抜けるように進み、気づけばもう終盤でした。

欲を言えば――このリズムの良さが時に「平坦」に感じる瞬間も。                                   1時間の中に「ピーク」があると、さらにドラマチックになるかもしれません。例えば、生徒自身が
「areじゃなくてlookなのはなぜ?」
「wellって、習ったのと使い方が違うぞ?」
そんな謎を感じる瞬間が、学びの深さにつながります。
「あれ?知っているはずなのに、分からない!」――この感覚こそ、学びの入口です。

今日の授業は、まさに「安定感とスピード感の融合」。
1年生のみなさん、このジェットコースターに身を任せて、英語の世界を楽しんでください!

                                        校長 大江健規

12月12日(金)

今朝の校舎は、久しぶりに "音量大きめ" でした。学年閉鎖となっていた1年生が登校再開、2年生も1クラスの閉鎖が解かれました。学級閉鎖中の1クラスも、明日までですので、来週には全クラスそろう予定です。

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登校してくる生徒たちの表情はというと......「よく寝たなあ」という顔がずらり(笑)。
やっぱり学校には、生徒のみなさんの声と姿がないと。静かな校舎も悪くないけれど、今日のようなざわめきもうれしくなります。

今日は、2年生の理科を参観しました。テーマは「気象」。といっても、ただ天気図を読む授業ではありません。なんと、生徒のみなさんそれぞれが、 自分が生まれた日の天気図と雲画像をもとに、架空の『天気予報』を作るというのです。 導入されたばかりのiPadをフル活用し、衛星画像や過去の気象データを検索。 「この年、この季節には何が起きていたのか?」――そんな歴史のスパイスも添えながら、オリジナルの予報原稿を仕上げていきます。

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ICTの力はすごいですね。宇宙から見た雲の動き、世界の気象状況...昔なら教科書の図で想像するしかなかったものが、今は指先で広がります。理科の気象学習に、ICT機器は、まさに "追い風" です。

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授業を見ながら、ふと思いました。「この学びが、日常にどう生きるのか?」
天気図や雲の動きを理解した先にあるのは、単なる知識ではなく、暮らしを豊かにする視点です。
例えば、旅行の計画を立てるとき、農作物の生育を考えるとき、防災を意識するとき――気象を読む力は、未来を読む力につながります。 今日の授業は、その第一歩。生徒たちが「自分の誕生日の空」を調べながら、科学と歴史と自分をつなげていく姿に、私はちょっとワクワクしました。これからどんな探究が始まるのか、楽しみです。

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放課後には、もうひとつうれしい動きがありました。「花いっぱいプロジェクト」です。                                                           地域のみなさまが佐井寺中のために準備してくださった花の苗を、生徒会執行部と美化委員、そして地域のみなさまが力を合わせ、プランターに植えていきます。植えた苗は、卒業式や入学式あたりで花を咲かせる予定です。  

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まさに "未来を咲かせる取組" ですね。今日の気温はかなり低めでしたが、地域ボランティアの方々に                                                植え方を教えていただきながら、佐井寺中生は、ていねいに、しっかりと作業をしていました。                     学校と地域が一緒に春を待つ、そんなとても温かい光景でした。いただいた苗はしっかり育てていきます。                                             3月の天気予報は「花」になるはずです。地域のみなさま、本当にありがとうございました。

                                      校長 大江健規

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