先週の6月9日の放送集会で、私の方から、
新井洋行さんの『ものおもう』という絵本の読み聞かせをしました。
冷蔵庫や布団が思いを話せたらきっとこんなことを言いそう...という楽しいお話です。
そのお話を基にして、
「物がどう思うか」という考え方は、物を大事にする気持ちにつながるのではないか。
人についても、「相手はどう思うだろう」と考えることで防げるトラブルがあるのでは。
と言ったことを話しました。
最後に、「雨が多いシーズンなので、外に出られなくて暇なときには、
ものや生き物になりきって、詩やお話を作ってみるのもいいですね。
できあがったら見せてほしいです」と伝えました。
すると、早速、2年生の女の子2人が、「マンガの本を作ったので見てください。」と、
校長室まで持ってきてくれました。
飛べないために悲しんでいるカナリアを飛べるようにしてあげる話で、
このあと第5巻まで出る予定の力作です。
タイトルの字の形をデザインしている工夫にもに感心しました。
そして、今日は、4年生の女子2人が、『なりきり』詩を書いて持ってきてくれました。
アライグマが、洗いたくてがまんしきれない気持ちでいることを、
高さを変えた最後の2行でしっかり表現している詩と、
「また来年まで楽しみに待っていてね」という、
やさしいけどちょっとさみしくもなるこいのぼりの詩でした。
これらの作品のように、何かになりきりながら、やさしい気持ちを描いてみることで、
みんなの思いやりの心が広がってくれればと思います。
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