12月16日(水)
図画工作の授業というと、「絵を描く」「彫刻をする」「工作をする」というイメージだと思います。
しかし、学習指導要領には、「表現」とともに「鑑賞」という内容が記されています。
自分たちの作品や身近な美術作品などを鑑賞し、そのよさや面白さに気づくというものです。
作品が完成した時に、お互いに「鑑賞」しあい、感想を言い合う活動をするのも、この「鑑賞」の内容です。
さて、今日の4年生は、「アートカード」を用いて、いろいろな美術作品を身近に感じるという授業でした。
「アートカード」とは、ムンクの「叫び」などのように世界の有名な美術作品をカードのしたものです。
まずは、「物語をつくろう」
4,5人でグループになり、それぞれがカードを1枚ずつ引きました。
そして、出た5枚のカードを使って、お話づくりをしました。
子どもたちは、それぞれのカードから、いろいろな場面を読み取り、
起承転結のあるショートストーリーをグループで考え、発表しました。
例えば、こんなカードをみて
「二人の姉妹が、町へ出かけました。そこは、ライオンが出るという町。
そこで、ライオンが・・・・」
一見ばらばらの絵ですが、子どもたちは、上手にお話をつないでいました。
子どもたちの想像力には、驚かされるものがありますね。
そのあとは、作品当てクイズ。
グループの4人が、1枚にアートカードを見て、それぞれ絵を描きます。
残された1人が、みんながどの絵を描いたか当てるゲームです。
たった30秒で絵を描くのですが、
子どもたちは、すごく絵の特徴をとらえて描くので、
結構当てることができました。
子どもたちは、楽しみながら、世界の美術品に触れる1時間となりました。