「生きる力」と「いじめ防止」 ~1年生の学びから~

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算数科の授業は「時計」の学習です。

教科書は48ページ~「なんじなんぷん」という単元です。

以前、「なんじなんじはん」という単元を学習しています。

今回は「何分」と、細かい時刻がよめるようになる学習です。

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1~12までの数字、何分ってよむのかな?

みんな、教わったことをもとに、考えてワークシートに書きます。

自力解決の場面です。

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短い針の読み方は難しいですね。

数字どおりの読み方ではないもんね。

でも、「5ずつ増えている!」と気づいた人がたくさんいました。

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「実際の、今の時刻は何時何分かな?」

先生が問いました。 

教室にある時計をみて

「10時5分」きちんとこたえられましたよ。

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「10時5分」の時刻、自分の時計を合わせられるかな?

時刻を読むだけでなく、時計を動かせて、時刻を合わす。

これは、とても大切です。

針を動かせて、時刻を合わせることができないと、

さらに難しい「自分で針をかく」ことができません。

現代はデジタルの時代で、アナログ時計を読むことは

少なくなっているかもしれません。

しかし、時間を量的な感覚で身につけるには、アナログ時計が1番です。

特に数字に弱い私はアナログに助けられてきました。

例えば、数々の入試、腕時計は必ずアナログです。

デジタルだと、「あとどのくらいの時間があるのか」と腕時計を

みると、アナログだと、見ただけ1秒で時間の感覚がつかめました。

きっと、デジタルの方がいい! という人もいると思いますよ。

ただ、私はデジタルだと簡単な計算でもしないといけないから

入試はアナログ。

けれど、電車、バス通勤の時はデジタルが最適でした!

現金なやつです、私は。

吹六っ子は、今年度の全国学力・学習状況調査で、

アナログの時計を見て、時刻を考える問題、正答率良かったです。

立式不要で、答えだけ回答する問題です。

アナログ時計は計算は要りませんよね。

「アナログ時計のしくみ」さえ理解していれば、できる問題です。

今の私がこの問題を解いたとしても、

きっと、計算しないで、時計の針の動きを数えます。

ちなみに、問題を簡単に言うと、

1時35分の50分後です。

計算すると 60で繰り上がりなので

   1:35 + 50 = 2:25 ですよね。

この問題、デジタルの時計が表示されていたら、

多分、私はまず、1時間(60分)の2時35分を考えて

そこから10分引いて答えを導いたと思います。

これは、自分にとってこの方法の方が速く、簡単だ! と

分かっているからです。  

これが「生きる力」です。

「生きる力」はそれぞれ多様ですが、

このように、吹六小はこれからの時代を

「生き抜く力」「生きる力」を育んでいます。

そして、こちらは ↓ 図書・読書の授業(国語科)  

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低学年図書室へ行くために並んでいます。

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静かに行かないと、どのクラスも授業をしています。

おしゃべりをせず、静かに行けたかな。

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先日の図書・読書の時間です。

図書室ではなく、何やら、熱心に見入っていますね。

1学期、まだ字が読めない、1年生は「日本昔話」の映像を

図書の時間に見ていました。

今回、久しぶりに教室でみているのには理由があります。

先生が廊下に机1つと椅子を2つ置きます。

1つの椅子には先生が座り、順番に呼ばれた学級の子どもたちが

もう1つの椅子座ります。

何が行われているか想像できますか?

ヒント ①どの学級もします。

    ②子どもの許可を得て子ども支援COが
     実施することもあります。

    ③1年間に3回、毎学期します。

答えは 「いじめアンケート」の聞き取りです。

吹六小では、いじめアンケートを実施した後、一人ひとり

丁寧に聞き取りをしています。

全員です。「何もない」と答えている子どもへもします。

理由は2つ ①「いじめがある」と書いていることを
        限定させないため

      ②一人ひとり、全員の子どもと向き合うことに
       重きをおいているため
       (大人でいうところの面談かな)

こんな時間が取れるのは、自学がほとんどである「図書の時間」

あるいは、図工や家庭科等で、早く仕上がったときや放課後など

工夫をしています。

「生きる力」とともに「いじめ防止」は

入学から6年間を通して、取り組むべき内容です。


       

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このページは、ウェブ管理者が2022年2月19日 15:24に書いた記事です。

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