1時間目。4年生の教室では算数の授業が行われていました。取り組んでいた問題は、
「□まいの色紙を4人で同じ数ずつ分けます。1人分は何まいになりますか。」
です。
まずは一人で考える時間があり、それぞれ自分の考えをノートにアウトプットしていきます。
その後、ペアで伝え合い、全体で交流。
全体の場では、式と答えだけを発表するのではなく、なぜそのような式を立てたのかをみんなが分かるように説明していきます。
この様子を見ていて「いいな」と思う場面がありました。
それは、ある男の子が友だちの発表を聞いた後、首をかしげながら手を挙げ、
「なぜその式になるのかの理由のところが分かりにくかったから、もう一回説明してください。」
と発言した場面です。
分からないをそのままにしておかない。
とても大切なことですよね。その子の分かろうとする意欲も良かったし、しっかりと発表を聴いていたからこそ、自分の分からなさがはっきりしたと思うので、それは同時に発表している子のことを大切しているということだなと思ったからです。
その問い返しに対して、もう一度発表した子が言葉を変えながら説明していきます。これは発表している子にとっても、どう話せば分かってもらえるのかを考える機会となり、大きな学びになります。
その結果、質問した子も理解できたようです。
分からないことを分からないと言えること。これは、その子の力でもありますが、環境の影響も大きいと思っています。分からないと言っても大丈夫という安心感があるからこそ言える。そういう教室の雰囲気が醸成されていることに僕は嬉しく思いました。
教室の後ろの扉には「ラーニングピラミッド」の図が貼られていました。これが見える化されていることで、授業で行っている学習方法の価値を子どもたちが分かったうえで取り組むことができますよね。
