【トピックス】Challenge. Change. Chance.

4月16日(木)

今日は離任式。そう思っただけで、昨夜から少し落ち着かなかった。
いつもより早く出勤し、廊下を歩きながら、つい気になって手が伸びる。
職員玄関の靴箱、職員室前の机のうえ、職員トイレや廊下のほこり。
昨年度末から、3週間ほどしか経っていない。けれども長く会っていないように感じる。

懐かしい先生方の顔を思い浮かべながら、控室の椅子を整え、机を拭き、掃き掃除、
トイレをきれいにして、花を置く場所も何度も確かめた。もうすぐ先生方が来られる。
ただそれだけのことなのに、なぜかこちらの背筋が伸び、心がそわそわする。
久しぶりに会う大切な人たちを迎える朝は、いつも、こんな気持ちになる。

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体育館での離任式。
先生方が姿を見せられた瞬間、空気が、ふっとやわらいだ。
懐かしい顔。歩き方。拍手の中で、その距離は一気に縮まっていく。

生徒たちの拍手は、長く、温かい。
惜別というより、感謝が形になった音。
「さようなら」よりも、「一緒にいてくれて、ありがとうございました」が
静かに混ざっていたように思う。
先生方のあいさつは、熱かった。主張しすぎるわけでもなく、飾るわけでもない。
それでも一言ひとことに、この学校で暮らしてきた、「生きた時間」が、確かに宿っていた。
語られた思い出も、涙で言葉がつまった沈黙の時間も、胸に残る。
別れは、やはり少し寂しい。
だが、それは出会えた証でもある。
何もなければ、心は動かない。
春は、別れと出会いを同時に連れてくる。
だから人は、ときどき立ち止まり、掃除をし、花を置き、
大切な時間を迎える準備をするのだろう。

今日、体育館に響いた拍手は、先生方にも、生徒たちにも、
そしてこの学校にも、静かに残った。
それぞれが次の場所で春を迎えるための、小さな、けれど確かな余韻として。

出会えた時間のすべてが、これからを支える春になりますように。          校長 大江健規

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このページは、ウェブ管理者が2026年4月16日 17:15に書いた記事です。

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