今日は6年生の各クラスでスクールカウンセラー(以降、SC)さんに授業をしてもらいました。授業のテーマは「気持ちを深く考える」。
自分たちの心の中に生まれる「気持ち」ってどんなものがあるのかを子どもたちがどんどん出し合ったものをSCがプラスとマイナスで分け、人間には様々な気持ちがあることを確認しました。
そのうえで、学校生活の中で起こりそうなエピソード(友達に後ろから声をかけたのに無視された)が書かれたワークシートを読んで、自分だったらどんな気持ちになるか、7つある気持ちのレベルを考え、レーダーチャートに書き表しました。
そして、周りの友だちと見せ合うと...同じ場面であるにもかかわらず、感じ方が人それぞれであるということが分かりました。気持ちを深く考えることを通して、自分自身を見つめるだけでなく、他者の気持ちは自分とは異なることがあるということに気づくことができたようです。
また、SCは、子どもたちに「つらい気持ち」も大切な気持ちであると伝えたうえで、どうしてもつらい気持ちが大きすぎるときの対処法(深呼吸や四角形の呼吸、人に相談する)も教えてくれていました。
間もなく中学校という新たな世界に進む子どもたちにとって有意義な時間になったのではないでしょうか。これからも自分の気持ちも人の気持ちも大切にしながら、自分で調整したり、時には助けを求めることができる人になってほしいと思います。