2024年11月アーカイブ
今日、校長室前で4年生の女の子に「校長先生、話があります!」と呼び止められました。
何かな?と思い、「どうしたの?」と聞くと、
「玄関に一輪車があるでしょう?あれ、いつも散らかっていて、私がいつも朝とか業間に直してんねん。でもな、何回直してもまた散らかるねん。何とかしてほしいわ。」
という訴えでした。僕は、その子の行動に感心するとともに嬉しくなり、
「ありがとう!いつも片づけてくれてたんやな。また全校集会でもみんなに注意するわ。」
と伝えたところ、その子も満足げな顔をして
「お願いします!」
とのことだった。散らかっていることには気づいたとしても、自分がやったことでもないのに、片づけるなんて滅多にできないこと。まさに輝く北山田っ子です。
嬉しい出来事でした!
11月21・22日に6年生は広島へ修学旅行に行ってきました。
事前の学習もしっかりと行い、一人ひとりがヒロシマに行く目的を持って臨んでいたため、平和記念公園での学ぶ姿は真剣そのもの。碑めぐりでは、ボランティアガイドさんの話を真剣に聴き、資料館では展示物を食い入るように見て一生懸命メモをとっていました。その真剣な姿にボランティアガイドさんも感心されていました。
また、宮島では、グループで行動をともにしながら、制限時間内に買いたいお土産を買うことができ、全員が満足していたようです。
そのほかにも、駅構内のトイレでは、一般のお客さんに順番を譲ってものすごく感謝されたり、ホテルの入所式では、立派なあいさつに対してホテルの方から褒めていただいたり、公共交通機関では自ら静かにしたりしていて、本当に褒めることばかりの2日間でした。
修学旅行で学んだことは、今度行われる平和報告会でしっかりと1~5年生に伝えてくれることと思います。
楽しみです。
11月の全校集会は11日に実施しました。
10月の全校集会で「輝く北山田っ子を見つけよう」と呼びかけた後、校長室前に掲示した模造紙にはたくさんの子どもたちが付箋紙に書いて貼ってくれています。今回は、さらにたくさんの子どもたちが友だちの輝いているところを見つけてくれればいいなという思いから、「きみのいいところがみつかるえほん」(監修:足立啓美 絵:川原瑞丸 主婦の友社)の読み聞かせをしました。この絵本には、自分にはいいところがないと思っている子でも、見方を変えれば、それは良さになるというヒントがたくさん書かれています。また、この絵本の最後には「性格的な24の強みを探してみよう」というページがあり、自分や友だちの輝いているところを見つけるヒントになります。子どもたちは読み聞かせを真剣に聞いてくれていたので、きっとさらに付箋が増えるんじゃないかな。
また、今回の地上の星では、空手やキックボクシングで優勝した6年生、こどもミュージアムプロジェクトで大阪府知事賞や吹田警察署長賞を受賞した3年生、吹田市の文化施設を8つ全部回って賞状をもらった1年生と6年生、また、吹田市長杯陸上競技会で入賞した7人の5・6年生をみんなで称えました。
最後は11月生まれの38人をお祝いして終了。いつもどおり温かい雰囲気で終えることができました。
11月9日(土)、10日(日)の2日間で北山田地区公民館の文化祭が開催されました。
北山田小学校からは、作品展示として各クラスから1点の絵や習字を出品するとともに、10日に文化祭の中で行われた演芸発表会に表現クラブの有志の子どもたちが出演し、お笑いのネタを披露しました。
1週間前のリハーサルではかなり緊張している様子でしたが、本番では、堂々と話すことができていました。
観客の方々は、子どもたちが出てきただけでニコニコ笑顔になっており、子どもたちのネタを見て笑ってくださっている様子も何度もありました。少し声が聞こえにくくて残念な部分もありましたが、舞台では声をしっかり張らなければならないといういい経験になったと思いますし、自分たちの考えたネタで笑ってもらえたことはとても嬉しかったようです。
あのような舞台でしっかりと表現できる子どもたちの力を見せてもらい、とてもうれしい気持ちになりました。
11月7日(木)8日(金)の2日間にわたり、3部に分かれて吹田市内の小学校全36校が一堂に会する吹田市連合音楽会が開催されました。北山田小学校からは、3年2組が代表で11月7日(木)の第2部に参加。
開始までは、「めっちゃ緊張する~。」と言っている子や「全く緊張せーへんわ。」と言っている子、様々でしたが、本番では、立派に演奏し、堂々と楽しそうに歌っていました。
終わった後は、どの子もすっきりとした表情で、達成感もあったようです。メイシアターの大ホールの舞台に立つという経験はめったにできないことですし、他校の歌や演奏を聴くこともなかなかできないことなので、とてもいい経験になったのではないでしょうか。
本当によく頑張りました!
今日は、2年生が自分たちで考えて作成したおもちゃでお店を開き、1年生をお客さんとして迎える「おもちゃランド」を3時間目に実施しました。
2年生の子どもたちはそれぞれに工夫を凝らし、手作りのおもちゃで1年生を楽しませてくれていました。やり方が分からない1年生に優しく教えてあげている2年生の姿はとても頼もしかったですし、自分たちで考え、作り、お店を切り盛りする2年生の表情はみんなキラキラしていました。1年生も2年生のサポートもあり、とても楽しんでいたと思います。
2年生のみんなにとって、達成感のあるおもちゃランドだったのではないでしょうか。1年生は2年生になった時に、今日のことを思い出して次の1年生を楽しませてあげてね。
「校長先生見てください!」
4年生の男の子が休み時間に持ってきてくれた自作の広電(広島電鉄の車両の紙製模型)たちです。
ものすごく緻密で、パンタグラフの形やワイパーの形まで本物と同じように作られています。なんと、中にはドアが開閉するものも。そして、それぞれの車両について説明を求めたら、語る語る!生き生きとした表情でとても詳しく教えてくれました。
この広電の模型を紙で作るにあたっては、展開図も必要になりますし、ある程度本物に近い形になるように、縮尺も考えなければいけません。そういう意味では、算数の力が必要になりますし、色を塗る、切る、貼るという作業もあるので、そこは図工です。また、外国から譲り受けた車両があることが分かってその国がどこにあるのかを調べたり、被爆した車両もあることが分かると、そこから戦争のことを調べたりするかもしれません。つまり、社会の学習にもつながってきます。一見、好きなことをやっているだけと捉えられてしまうかもしれませんが、この子が広電の模型を作成するにあたっては、実は様々な力を使っているのです。
「好き」「~たい」という気持ちは学びの原動力です。生き生きとした子どもの姿から私たち教師はパワーをもらえます。このような気持ちを大切にした教育活動をできるだけ多く実施できるよう、我々教師は学び続けなければなりません。いや、本当に子どもって面白い!
今日は、待ちに待った音楽会でした。
コロナの影響もあり、全校児童が一堂に会しての実施は5年ぶり。
終了後の振り返りでは、「達成感があった!」に手を挙げた子と、「まだまだできた。」に手を挙げた子が半々でしたが、見ていて、みんな本当によく頑張ったと思います。
達成感があったという子は、これからの様々な活動への自信につながるでしょうし、まだまだという子は、その向上心を今後に生かしてくれると思います。
いずれにしても、本番を迎えるまでに子どもたちが辿ってきたプロセスはかけがえのない宝物になるはずです。
頑張った子どもたちはもちろん、ここまでの指導や準備に全力で取り組んできた先生たちも本当にお疲れさまでした!また、温かいまなざしと拍手で頑張りを称えてくださった保護者や地域の皆様、ありがとうございました!