9月25日(水)5限目に外国語科の研究授業を実施しました。単元名は「動物クイズでやりとりしよう」です。今回は全4時間の単元の3時間目でした。グループ内で、What color are you?やAre you big or small?、What can you do?などの質問をして、相手が考えている動物を当てるというクイズ。クイズのやり取りにおいて大切なこと(声の大きさやジェスチャー、目線など)を先生のデモをとおして考え、全体で共有したうえで、前回の自分たちの発表を動画で振り返り、改善点を話し合いました。そのうえで、授業の後半では改善点を取り入れて改めて発表しました。どのグループもより良いやり取りが行えるように改善点を生かして発表していました。また、お互いの発表をみんなが楽しそうに見合えていたのもとても良かったと思います。
2024年9月アーカイブ
9月19日、授業づくりに関する本も出版され、全国で様々なセミナーも開催されている有名な先生を新潟県から授業改善の研修講師として招聘しました。午前中は講師の先生に8名の先生方の授業を参観いただいた後、一人ひとりの先生と振り返りを行っていただきました。多様な子どもたち一人ひとりが、自分の能力を最大限に発揮し、対話を通して深い学びを実現するためにはどうすればよいか。講師の先生からは、授業中の個別具体的な子どもの姿を取り上げながら丁寧にご指導いただくとともに、それぞれの先生がもつ良さも具体的に褒めていただきました。振り返りを行ている時の先生たちの表情は真剣で、講師の先生から学び取ろう!という意欲があふれていて、とても充実した時間でした。アドバイスを受けた先生たちは、きっとこれからの授業や子どもとの関わりに生かしてくれることと思います。
また、午後からは中学校ブロック全体の研修として、講師の先生に山田東中学校の1年生に授業をしていただき、その後、ご講演いただきました。午前中にアドバイスいただいたことをご自身の授業の中で体現されており、とても素敵な授業でした。
これを機に、北山田小学校だけでなく、山田東中学校区全体で共通した授業観のもと、授業改善に努めていきたいです。
まだまだ残暑が厳しく、休み時間もWBGTが31を超え、子どもたちは運動場で遊べない日が続いています。
そんな影響もあってか、校長室には連日、休み時間に多くの子どもたちがやってきます。そんな子どもたちと話していると、得意なことを教えてくれることがあるので、新たな一面を見ることができる楽しさがあります。
今日は4年生の子が、タイピングが得意ということを教えてくれたので、自分のiPadを持ってきてもらい、実際に見せてもらいました。すると、速い!速い!なんと、5分間で800文字を超えていました。校長先生より早いぞ!すごいなぁ!と驚いていると、本人もにんまり。周りで見ている子たちも驚いていました。
一人ひとりが得意なこと、好きなことを見つけて、どんどん伸ばしてくれたらいいな。得意なこと、好きなことがそれぞれ違うから、力を合わせると一人ではできないことも可能になる。得意や好きをどんどん追究し、違いを豊かさにしていこう。
9月の全校集会は、始業式の話の中から「平和」についてピックアップして話をしました。
まず、「平和」をつくるのは、ここにいる一人ひとりであることを再確認し、一人ひとりが意識して行動すれば、「平和」は教室から学校全体、そして、みんなが大きくなって行動範囲が広がれば、吹田市、大阪府、日本、世界にも広げていくことができるんだよと伝えました。また、学年目標を意識して行動することが、北山田小学校のめざす子ども像に近づくことにつながっているし、その結果、「平和」な教室、学校をつくることができることも再確認しました。
そのうえで、改めて広島平和記念式典の「平和への誓い」を取り上げ、「平和」をつくるうえで大切な3つのことを思い出しました。子どもたちは「相手の話をよく聞く」や「協力」については覚えていましたが、2つ目の「『ちがい』は『よさ』だと考える」はあまり記憶に残っていなかったようです。おそらくそうだろうと予測していたことと、この「違いは良さ」という考え方は、誰もが安心して過ごせる、平和でインクルーシブな学校をつくっていくために必要不可欠なマインドだと考えていたので、これをピックアップして子どもたちに問いました。本来であれば時間をかけて「ちがい」とは何かを子どもたちから引き出してから、それを良さと考えるとはどういうことかについて対話したかったのですが、時間も限られていることから、「考え方のちがいは良さ?」と焦点化して問いました。すると、子どもたちからは、「いろんな考え方が合わさるといいものができるから、考え方がちがうのはいいと思う。」というような意見が出てきました。低学年の子どもからこのような意見が出てきてとても嬉しかったですし、北山田小学校のみんながこんな考えを持ってくれていたらいいなと思いました。
社会はもちろん、学校の中でも子どもたちは互いに関わり合う中で、様々な「ちがい」に出会います。その「ちがい」があるからこそ、学びや生活が「豊か」になることを実感できるような学校づくりを進めていたいものです。