12月1日(月)
いよいよ師走。今日は1年生の英語の授業を参観しました。

少し遅れて教室前に着いたとき、すでに室内は英語で満ちていました。すばらしいスタートダッシュです。担当の先生は第一声からオールイングリッシュ。日本語はお休み。開始から15分間、見ているこちらが息を止めるほどの、濃密なコミュニケーション・トレーニング。立ったり座ったり、質問したり、クイズをしたり...まるで「英語版・椅子取りゲーム」のようなスピード感です。
ペアも次々に交代します。 「What are you doing?」と聞かれた生徒が、 「I'm thinking... how to keep up with this pace!」 と言ったとか言わないとか。

一気に活動量が上がったところで、一転してヒアリングのワーク。母と息子の少しユーモラスな英会話に、笑いどころをしっかりキャッチしてクスクスと笑い声も。続いて、教科書本文の読解、さらに文法整理へ。分刻みの活動で、音も文字も会話も、まさに英語漬けです。
ここで特筆したいのは、「動」と「静」の切り替えの見事さです。アクティビティで全身を使って英語を浴びたあと、文法事項の整理に入ると、教室全体がすっと落ち着き、集中モードへ。切り替えのスムーズさに、生徒のみなさんと担当の先生の作りあげてきた安心感のある空気を感じました。
先生の授業デザインも、それに応える生徒たちも抜群でした。

声が出ている、笑顔が出ている、そして...汗も出ている!?
今日の授業を一言で表すなら――
「英語は座学じゃない、全身運動だ!」
そんなことを1年生のみなさんが伝えてくれた時間でした。
この単元、今日までにどれほどのアクティビティがあったのか、想像するだけで楽しくなります。
校長 大江健規
