12月3日(水)
1時間目は、3年生、英語の授業を参観しました。
テーマは「的確なリスニングにつながる発音のコツ」。
授業の最後に先生が語った言葉が、とても印象的でした。
「ネイティブはどう切り分けているか」――この視点こそ、リスニング力を高める鍵です。


言語の獲得において「音」が重要であることはよく知られています。
間違えても恥ずかしがらず、まずは真似してみる。
その積み重ねが、リスニング力の向上につながると感じます。
今日の授業では、「dark-L」「同化」「flap-T」など、興味深い現象が紹介されました。
文字と音の違和感を感じ取り、その謎を探究する――そんな学びにも発展できそうです。
これらの学びは、単に日本語以外の言語におけるコミュニケーション力を高めるというだけではなく、 言語を通して見えてくる歴史や文化、習慣への理解にもつながっていくはずです。 つまり英語は「世界を知る窓」なのだとあらためて感じました。

午後は、大阪府消費生活センターから講師をお招きし、2年生を対象とした特別講義を実施しました。テーマは、「金融教育~みんなの将来と社会を結ぶ~」です。

ずばり、お金の話です。「使う」「貯める」だけではありません。これからの時代、お金の運用という視点も欠かせません。たとえば、投資という選択肢。株式会社の仕組みや株の役割を知ることは、社会の動きを理解する第一歩です。
講師の先生は、単なる金融知識にとどまらず、将来のキャリアへのつながりも意識して講義を組み立ててくださいました。お金をどう扱うかは、自分の生き方や働き方とも深く結びついています。今日の学びが、未来の自分をデザインするヒントにしてほしいと思います。
校長 大江健規
