12月17日(水)
今日は、1年生英語の授業を参観しました。教室に入った瞬間、まず感じたのは、『あ、これはいい湯加減だ』という安心感のある空気。授業運営に長けた先生ならではの安定感です。 先生の立ち姿から、授業の流れが見える――その予感は裏切られませんでした。


授業はデジタル教科書を巧みに活用しながら、読む・聞く・書くがバランスよく配分されていました。課題の展開はリズムよく、息をつく暇もないほど。ペアワークも何度も登場し、教室のあちこちで「こそこそ対話」が生まれます。与えられた時間ではなく、内側からの対話。これぞ対話的な学びの真髄です。生徒のみなさんどうしの心の距離も近いのがとても印象的でした。


担当の先生は、どんな反応があっても柔軟に対応。まるで英語のジェットコースターを安全に操るパイロットのようです。授業は駆け抜けるように進み、気づけばもう終盤でした。
欲を言えば――このリズムの良さが時に「平坦」に感じる瞬間も。 1時間の中に「ピーク」があると、さらにドラマチックになるかもしれません。例えば、生徒自身が
「areじゃなくてlookなのはなぜ?」
「wellって、習ったのと使い方が違うぞ?」
そんな謎を感じる瞬間が、学びの深さにつながります。
「あれ?知っているはずなのに、分からない!」――この感覚こそ、学びの入口です。
今日の授業は、まさに「安定感とスピード感の融合」。
1年生のみなさん、このジェットコースターに身を任せて、英語の世界を楽しんでください!
校長 大江健規
