10月23日(木)
体育大会当日、佐井寺中キャストの熱い想いに応えるかのように、空は爽やかに晴れ渡りました。
第43回体育大会が、まさに「超える」一日となったことに、深い感動を覚えています。
大会の開始を前に、私は前日までの練習風景を思い返していました。
佐井寺中生は、練習とは思えないほどの集中力と熱量で取り組んでいました。
「本番まで残しておけよ」と思う人もいたかもしれません。
しかし、佐井寺中生には、何事にも"のめり込む姿勢"と"白けない心"があります。
それこそが、佐井寺中の誇るべき強みです。
台本も筋書きもない体育大会の中で、佐井寺中生はその強みを全力で発揮し、空気を動かしました。
競技に挑む姿、応援に込める声、係として大会を支える責任感──どれもが印象的で、期待以上の名場面が次々と生まれました。
放送担当を中心に、生徒たちが主体的に大会運営を担い、先生方はその舞台裏をしっかりと支えてくれました。
特に3年生の集団演技は迫力に満ちており、最上級生としての誇りと責任、そして家族や地域の方々、下級生への "心" がしっかりと伝わってきました。
10月に入り、本格的な準備が始まってからの約1か月。
各学年の取組、生徒会や委員会の準備、担任の先生方の学級への投げかけ、教員間の連携──
すべてが一つのパッケージとなり、佐井寺中の体育大会は、完成度の高い教育活動へと昇華されました。
体育科の先生方のコンビネーションと企画力も光りました。
大会当日だけでなく、取組期間全体を通して、佐井寺中のキャスト全員が「これまでを超える」体育大会を創り上げたと、私は確信しています。
ご来賓の皆さま、保護者の皆さま。
早朝からのご来場、そして温かいご声援、誠にありがとうございました。
開会式でお伝えしたキーワード「超える」
佐井寺中キャストと観客の皆さまの心がひとつになり、まさにその言葉を体現した一日となりました。
校長 大江健規
